in between days

表参道で働くシニアのブログ

上野で睡蓮を見た

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上野で蓮を見てきました

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休みが取れたので上野の東京都美術館で『マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展』を見てきた。

平日の夕方にもかかわらずさすがにすごい混雑で、とくに人気の《ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅》と1903年の《睡蓮》の周りはひとだかりでなかなか近くで見れない。ようやく近寄れても、なにがどう書いてあるのかよくわからなくてよくわからないなかった。
一周したけどガーンとくるようなこともなくて、やっぱ目玉の《印象、日の出》が展示されてるうちにこないといけなかったのか、しかし「わからないなあ」ってまま帰るのもなんだなあとおもったので、閉館時間が近づいてるけどもうひと回りしてみた。

最終入館時刻を過ぎてたので会場からどんどんひとが減っていって、《ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅》なんて1つの部屋にこの絵が1枚しか飾ってないのに3人くらいしか見てなくて、どの方向からでも見放題みたいになってた。
それで「あーなるほど」となったのは、少なくとも2メートルくらい離れて見ると、なにがどう書いてあるのかすげえよくわかる。人気の《睡蓮》の近くにあった縦に長くて全体に赤い《睡蓮》の絵はとくに、これ最初どういう構図でなにを書いてるんだろう? ってほんとにわからなかったけど、5メートルくらい離れて見れたら、水面にうつる夕焼けの光が書いてあった。近くで見てると暗いのに少しずつ離れていくとあるところでパッと明るくなる。光だなーとおもった。
まるで抽象画のような、というか絵を満足に書けなくなったのかなみたいな晩年の作品ばかりある最後の部屋も、後ろを向いて部屋の反対側に飾ってある絵を見るとよかった。なるほどというかんじだった。すごいなー。いい絵を見たなー。

そういう気持ちで美術館を出て駅に戻り、山手線から地下鉄に乗り換えたら大遅延で足止めされ、次の予定に遅れそうになった。人生はいろいろある。

それにしても、何メートルも離れてみるとすっごい光っているけど近くでみるとよくわからないっていう絵を、どうやって書けるんだろう?

モネ(輸入版) 2016年 カレンダー  壁掛け

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