先日のエントリで、「この曲の舞台が尾道じゃないとしたらどこか?」って遊びで勝手にこんなことを書いた。
京都発、臨時夜行ムーンライト高知で、瀬戸大橋を渡り、高知から土讃線、遠く足摺岬を見ながら(見えるのか?)土佐くろしお鉄道で終点・宿毛へ。という経路を提案しておきます。「大橋」って条件がなければ、絵本『やこうれっしゃ』のモデルになった急行「能登」で金沢から能登鉄道に乗り換えて穴水とか
ブルーの構図のブルース - in between days
でもあれから考え直してみて、宿毛や穴水ではこの曲の舞台としてどうも違うんじゃないか、という気がしてきた。
いや両地とも行ったことないのに「どうも違う」なんて書くのも失礼だけどさ。イメージというか、「ブルーの構図のブルース」全体に流れる静かな雰囲気に、太平洋や日本海の荒波は似つかわしくないんじゃなかろうか。とすると内海の瀬戸内海に位置する尾道が選ばれたのはものすごく妥当。
じゃあ瀬戸内海じゃなけりゃどこだろう? って考えても日本はこれだけ海だらけなのに国土が狭いからか内海なんてあまりなくって、あと大きなのは東京湾くらいだろうか。って東京湾のどこに行くのよ? 木更津? いや確かに大きな橋はあるけどさ。君と行く房総はらららららー♪ だけどさー。内房線に夜行列車は走ってなかったんじゃないだろうか。
ってこと考えながら新聞のテレビ欄を眺めてたら …… 「世界の車窓から」今日は、ケベックシティを出発します(→ケベック出発)。そうだった! なにも夜行列車や半島や大橋は日本にだけあるわけじゃない。
ということで思い出したのがデンマークのグレート・ベルト・リンク(→橋の歴史物語 第9章/デンマーク政府観光局)。デンマーク国鉄といえばあのゴム連結部車両IC3で有名なわけだが、検索してたら「フレデリクスハベン発コペンハーゲン行き夜行IC3」なんて列車が掲載されたページ(→00-5)もあったりする。
想定コースとしてはこんな感じかな。ドイツからユトランド半島を北上し、橋をいくつも渡ってコペンハーゲンへ、そしてさらにスウェーデンへ。
遠く太陽 遠く太陽 晴れた半島 街の灯
北欧っぽいねー。行ったことないけどさー。これからこの曲を聴くときには人魚姫の伝説でも思い出してみよう。