土曜日に録画してた三池崇史ウルトラマン「完全生命体イフ」をようやくいま見ました。すごかった。イフの第一形態が最初に登場したときのデーモンチックな表情には「ウォ」っと声を上げました。あれは怖い。子供なら泣く。あと町が燃え盛るシーンで瓦礫のようなかにたくさんの十字架が林立してたシーンが印象的。「逃げ惑うエキストラ」みたいないかにもなシーンを挟まなかったことが、寓話性を高めててよかった。
ストーリーは畏怖にして「if」。ひたすら恐怖を盛り上げていく前半からメルヘンの世界に突入する後半への展開が急転直下。もうね、最後はまんまと泣きました。実はスタッフブログのトラックバックから回っていたらストーリーをオチまで全部書いてたブログを読んでしまい、ちょっと萎えたんですが、はなしがわかっていても感動した。あの子供の泣きじゃくる表情がいいんだなあ。
ストーリーや設定的に破綻がなくはないけど、テンポ良く演出されてるので見ているときにはまったく気にならない。怖いし泣けるし言うこと無し。
ところで、ミサイルの着弾シーンとかCGがすっごいかっこいいので、なにごとかと思ってスタッフクレジットを良く見たら、なんと
CGIモーションディレクター: 板野一郎
板野サーカスキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!
道理で素晴らしすぎるはずでした。
来週はうってかわって「爆笑編」らしいのでコレも楽しみ。
- 「ウルトラマンマックス」 鬼才・三池が挑む(産経新聞 ENAK 10月号)