ARTIFACT@ハテナ系 - プレゼントで考える人間関係の距離感
関係あるような無いようなはなしだけど、上のを読んで思いだしたので書きます。
ある本を読んでいたら、むかしの話でたぶん戦前か戦中なので社交ダンスだと思うけど、いまでいう「クラブ」というか、キャッシュオンデリバリーで酒を飲めて、ダンスフロアがあって、女の子がいて、話をしてたり踊ったり恋が芽生えたり芽生えなかったりする場所で、どうすれば女の子にモテるか? という方法を、偶然知り合ったモテ男に教えてもらって試してみたら実に上手くいったので驚いたって一夜のアバンチュールを克明に報告したエッセイがあって、そのコツというのが
女の子から「今日はあなたといっしょに帰るわ」と言われるまで、なにもおごらない。
という常識の斜め上をいく超倹約スタイルというか、決して頑として相手の「もらう気持ちの許容量」を越えようがないというか、越える気持ちすら一切無い実にすがすがしいばかりに潔い方法だったんで驚いた。フロアで女の子にお酒をおごっても実は無意味だったのか! と自責の念にかられた(かられない)。
それですぐにも試してみたかったんだけど、そのときオレはもうすでにダンスフロアで女の子をナンパするような年でもなくなってて、むしろ体全体から「よっしゃよっしゃ、オッチャンがな、なんでも買うたるで」感が放たれがちになってたのですんでのところで踏みとどまったが*1、そんなイイはなしがあったのなら20代のうちに教えてほしかったよ、ファインマンさん! と思った。
- 作者: リチャード P.ファインマン,Richard P. Feynman,大貫昌子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/01/14
- メディア: 文庫
- 購入: 56人 クリック: 1,250回
- この商品を含むブログ (281件) を見る
結論:モテたいなら物理学を学べ!
*1:実際には先立つものがないので何にも買うてあげれません