柔道の国際化
めちゃ面白かった
途中からだったので再放送あったらちゃんと見よう
そういや格闘技なんやね柔道て、ということに気づかされました
追記
再放送は2008-05-07深夜24:55〜(=8日午前0:55〜)NHK総合
フランスの柔道登録人口は日本の3倍、60万人。ドイツ35万人。世界最大の競技圏を形成するヨーロッパには、これまでの柔道とは異なる技やルールの解釈が存在している。レスリングや民族格闘技の技術をベースに、柔道着をほとんどつかまずタックルや反り投げを狙うスタイルは「ジャケット・レスリング」とすら呼ばれる。日本が考える柔道ではない世界基準“JUDO”。それを体で覚えない限り、北京五輪での「金」はない
〜日本柔道 金メダルへの苦闘〜
この文章から受けるイメージもそうだけど、昨今の柔道関連のニュース(たとえばオリンピックなどの国際大会で柔道本家本元の日本が理不尽な負け方をしてるような報道とか)が頭にあると、世界のすう勢に従うなんて、多勢に無勢で遂に日本柔道がある意味で負けてしまったのか…という寂しさを抱いてあまり見たくない気持ちもあったんだけど、見終わるとなんだかぜんぜん違った、むしろ逆に「負けじゃない/始まりだ」みたいな感覚が残って不思議だった。
意外なことに日本の「柔道」より世界の「JUDO」として紹介された試合のビデオのほうが、見ていておもしろかったし、なんか自分がよく見知った世界のように感じる。それがまず意外。でも考えてみれば、「一本!」にこだわる日本柔道は自分にとってはたとえばかつての柔道一直線のようなドラマやマンガの世界にあるもので、現実の柔道もその世界観にひっぱられてすごく古風な競技のようなイメージがある。だけど世界の「JUDO」の試合は、なんか総合格闘技みたいだったんですよ。実際には柔道は打撃ダメだから総合じゃないんだけど、現在進行形の格闘技として「JUDO」をやってるという感じがした。それで逆に「JUDO」のほうに親近感が沸いたんだな。
世界の勝手なルール変更や解釈に翻弄される本家日本という構図を捨てて番組を見れば、現在進行形の格闘技「JUDO」ってのはかなり(観衆として)楽しめるスポーツなのではないかという気がしたし、なにより最後に北京五輪代表に選ばれた石井慧っていう選手の面構えがもう柔道家やスポーツ選手というより明日にでもK-1にスカウトされますかそうですかみたいな格闘家のそれだったのがコレは面白そうだという気にさせてくれたのだけど、なにしろ途中から見てるので勘違いかもしれないから再放送をちゃんと見なければと思っているところです。