in between days

表参道で働くシニアのブログ

読んだ - ケータイ小説的。

いまさらですみません。読みました!
すごい面白かった。

ケータイ小説的。――“再ヤンキー化”時代の少女たち

ケータイ小説的。――“再ヤンキー化”時代の少女たち

最近ありがちなのがメインタイトルはキャッチーな引っ掛かり重視で、ほんとに言いたいことはサブタイトルにあるっていうケースであって、これもそうで「ケータイ小説」論というよりは「再ヤンキー化」というタームから見た若者文化論。その文化が立ち上がる場所として「郊外」あるいは「ファスト風土」論にもなっていて、浜崎あゆみ(JPOP)や「NANA」「ホットロード」「頭文字D」(マンガ)なんかがケータイ小説を理解するための作品として俎上にある。

個人的にはケータイ小説云々よりまず浜崎あゆみ論としてすごく秀逸だとおもった。あとケータイ小説に見られる「デートDV」の病理を指摘したのは慧眼。2008年のジャパニーズカルチャーを理解するうえでまじおススメの一冊

弱虫 8 (ニチブンコミックス)

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