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表参道で働くシニアのブログ

海外で新しい音楽サービスがはじまったときに「日本では無理だろうけど」っていつも言われるようになってるきがする

この記事がFacebookで今日よくシェアされてて、音楽好きの友達がみんな「これはすごい。でも日本じゃ始まらないだろうけど」って書いてて、まあ確かに「すごいけど、日本じゃいつものようにサービス開始がものすごい遅れるか、始まらないかだろうなー」とおもったので、その感想自体は同じなんだけど、革新的な音楽サービスが海外ではじまるたびに周りの音楽ファンとか自分も含めて「すごい!(※ただし日本を除く)」みたいな気持ちになってるのは、メンタル的な状況としてどうなんだろうという気がする。

日本で音楽も好きでインターネットのWebサービスも好きっていうひとは、びっくりするくらい新しくて素晴らしい音楽配信サービスが日本で始まること自体をもう諦めてしまってるような空気感があるんじゃないだろうか。今回のはAmazonなので、まだ日本でもサービスインするかも、ってのぞみはあるけど(いつの間にかCloud Playerも使えるようになってたし)、似たようなサービスでAppleが先行してiTunes Matchってのを提供してて、これもまだ日本では利用できないはず。

日本国内に音楽配信サービスは大きいところから小さいところまでいろいろあるけれど、もはや総じて業界全体に対して何も期待しないみたいな空気ができ始めてて、アーリーアダプターみたいな人が最初に使い始めてどんどん広がる、みたいな構図をこれから作るのってたいへんそうだなあという気がする。とはいえ、着うたとか、音楽好きもインターネット好きも「えー?」みたいだったのにふつうの人にガンガン使われてガンガン儲かったんだから、その構図をまた作れさえすれば音楽配信業界としてはいいのかもしれないけど。

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