「Dropboxに1TBの有料オプションあるけど、最近はみんなノートPCでSSDだから、そもそも同期させる用の1TBのHDDを持ってないよね」みたいな話があって、確かに自分ももうそんな大きなHDDを使ってなかったりする。だけど、実のところDropboxは有料オプションで便利に使っている。
Dropboxには3台のノートPCから同期してて、それぞれ選択型同期を使っている。このデータはこのマシンでしか使わないから、ほかのPCでは同期しないというやつだ。だってディスクの容量が限られるから、使わないデータまで同期するのはもったいないからね。
この前も古いPCに久しぶりに電源入れて昔撮った古い写真をアップロードしたんだけど、別にいつも見たいわけじゃないから、普段使っているPCではすぐに同期を止めて、選択を外した。見るのはWebのインターフェースで、必要なら個別にダウンロードする。
ってことをずっとやってると、ローカルの各PCで持ってるバラバラなデータの集合体がDropbox上にまとまってある、という状況になっている。というよりも 「自分のデータの全体」がクラウド上にしかない、っていう逆転っぽい状況になってることに気づいた。
それで、データの持ち方が根本的に変わって来てるんだなという実感が急にしてきた。
1台のPCはもうそろそろ寿命なんだけど、そいつが持ってるデータのいくつかはほかのPCで同期してないので、廃棄すると自分のデータなのにローカルには存在しないで、クラウド上にだけあるってものが出てくる。そうやって何台もPCを交換していくと、ひたすらクラウド上にだけあるデータが何年、何十年分も蓄積されていって、ローカルには直近に必要なものだけがあるっていうことになるんだろうなあ。
実際、メールは完全にGmailなので、ローカルにはまったく持ってない。あ、いや、2008年より以前のはあるんだけど、それを見るにはまず開発の終わってしまったWin16なメールソフトをインストールしないといけないのでかなり大変。メール単体では読めるのでエクスプローラから検索かければ見つけることはできるけど、スレッドがつながった次のメールを探すのは一苦労だ。
おまけ
というような話をすると、そんなにクラウドを信用できるのか? っていうレスが付きがちではあるけど、クラウドって飛行機のようなもんだと思ってて、落ちたら大惨事になるのは決まってるけど、リスクと利便性をハカリにかけて、結局はみんな使わざるを得ない状況にあるというかんじ。
経験的には、HDDのクラッシュの可能性や、もっというと自分っていう人間がポカしてデータ消しちゃうリスクよりは、クラウドのほうがよっぽど信用できる。いや、そうじゃなくて自分のほうが信用できるし、時間的なコストも少なくきっちり管理できるという人なら、もちろん自分で管理したほうがよいとはおもう。1TBのSSDも出てるしね。
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