わざわざまぎらわしい書き方をしたけれど、トーハク(東京国立博物館)で「運慶」展を見てきた。土曜は夜21時まで開館しているので、日が暮れてから出かけた。
東京国立博物館 - 展示 日本の考古・特別展(平成館) 興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」 http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1861 http://unkei2017.jp/![]()
リアルな造形にあふれた展示を見てきた感想としてこういうのもどうかとおもうけど、四天王や毘沙門天に踏みつけられている邪鬼のユーモラスな造形がどうにも記憶に残り、康慶の四天王に踏まれている邪鬼はそのまんま漫☆画太郎を立体化したらこうなるのかというかんじで見ていてあきなかった。そういう意味でも邪鬼を独り立ちさせた康弁作の龍燈鬼がよかった。とぼけた表情がほんとうによいし、巻きついた龍がうなぎくらいの迫力しかないのもよかった(欠落しているのかもしれない)。