in between days

表参道で働くシニアのブログ

モーニング娘。結成20周年記念ライブ披露曲投票結果にみる「楽曲が内包するストーリー」

https://mohritaroh.hateblo.jp/entry/20170801 で書いたモーニング娘。結成20周年イベントイベントが昨日(9月14日)にあった。

モーニング娘。結成20周年イベントに道重さゆみ&田中れいながサプライズ登場 | モーニング娘。'17 | BARKS音楽ニュース
https://www.barks.jp/news/?id=1000146865

日記ではいろいろ書いたけど、けっきょくは大ヒット曲大会になるだろう、そうおもってたらとんでもないガチなランキングになって驚く。「Say Yeah!-もっとミラクルナイト-」が1位って、なんて素敵なランキングだろうとおもうけど、どういう人がそういう理屈で投票したらそうなるのかがわからない。

  1. Say Yeah!-もっとミラクルナイト-
  2. Fantasyが始まる
  3. One・Two・Three
  4. リゾナント ブルー
  5. シャボン玉
  6. I WISH
  7. 恋ING
  8. ピョコピョコ ウルトラ
  9. Be Alive
  10. 抱いて HOLD ON ME!

ひとつ言えることは、いまのモーニング娘。を聞いているひと、現場に通っている人、そして工藤遥がこの冬で卒業であるといったモーニング娘。の現状をよく理解しているひとばかりが投票したのだろう。

とはいえ、そうなると逆になんで「抱いて HOLD ON ME!」が10位なのかがわからない。不思議なランキングである。

ユニット曲のほうはもっとすごくて、これは歌い手も楽曲もすべてバズルだ。

  1. 大きい瞳(道重さゆみ、田中れいな)
  2. ロボキッス(佐藤優樹、工藤遥)
  3. 大好きだから絶対に許さない(小田さくら、野中美希)

この組み合わせのこの楽曲しかないだろうというものが、最高のエモさで並んでいる。まーどぅやさゆれいなもすごいが、なんといっても小田さくらが「大好きだから……」の相方に野中美希を迎えたという驚きと感動。「ちぇるさく」「おだちぇる」どっち呼びが定着するのかわからないけど、モーニング娘。17ちきちき鞘師の抜けた穴を埋めるエースは私だ!レースでは、加賀楓でも森戸知沙希でもなく、野中美希が飛び出している。そしてこれはファンの実感にもあっている。

明日のワイドショーとかで今日のモーニング娘。20周年イベントの話題取り上げられそうだけど、小田野中で『大好きだから絶対に許さない』を歌ったこととか、工藤佐藤で『ロボキッス』歌ったこととか、道重田中が同じステージに立ち『大きい瞳』歌ったことの重さがおそらく全く伝わらないのもどかしい

— とざまさん (@tozamasan) 2017年9月14日

同じようなことを12日に開催されたアンジュルムとアップアップガールズ(仮)の対バンのレポートでも感じた。

【ライブレポート】アンジュルムVSアプガ(仮)“ライブ最強アイドル”の座を賭けたツーマンでコラボ連発(写真68枚) - 音楽ナタリー
http://natalie.mu/music/news/248547

アプガの曲もアンジュの曲さんざんやって盛り上げて本編のラストがスマイレージの「スキちゃん」というところまではよいとして、アンコールの最後が、アンジュでもアプガでもないモーニング娘。のしかもアルバム曲である「青空がいつまでも続くような未来であれ!」が選ばれているのはなぜか。

追記(2022.6.2)

なぜか? という疑問だけ投げかけて終わっているのがアレだなとおもったので書いておくと、スマイレージもアプガもみなハロプロエッグ(現・ハロプロ研修生)の出身であり、モーニング娘。「青空がいつまでも続くような未来であれ!」はエッグ時代にハロープロジェクトコンサートなどで(バックダンサーとして)みんなでパフォーマンスした思い入れのある曲だ、というグループの前身までにつながるストーリーから選ばれたのだろうなあとおもった。