in between days

表参道で働くシニアのブログ

表現への情熱 カンディンスキー、ルオーと色の冒険者たち | 汐留ミュージアム | Panasonic
https://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/17/171017/ 

汐留の地下をずいぶん外れまで歩いて、ちょっとだけ屋根がないところも通って、ほんとにここでいいのかな? というショールームを通り抜けてオフィスビルの4階。こじんまりとしているがそれなりに人がはいっている。基本的に雨に濡れないのもこういう天候のときによい。

ただ、初期はともかく抽象絵画に移行してからのカンディンスキーとルオーが並んでいるのは違和感が大きいようなきがした。ペヒシュタイン「パイプ煙草を吸う漁師」がよかった。表現主義の作品は宮城県美術館の収蔵作品が多かったのかな。

六本木開館10周年記念展 天下を治めた絵師 狩野元信 サントリー美術館
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2017_5/ 

入ってすぐの「禅宗祖師図」「四季花鳥図」がよかった。「瀟湘八景図」の展示期間が終わっていたのはざんねん。ボストン美術館から来てた「白衣観音像」は、アニメっぽいというか、現代のイラストレーターの作品にこういう構図ありそうだなと感じた。

中国の山水画の影響がどのように日本の水墨画に取り入れられてきたのかが展示のひとつの軸になってるようだった。それを意識的に理論的に集団的に大衆的に展開したのが元信だったといえるのかもしれない。最新の洋楽を分析してヒット曲を量産してきた日本の作曲家のようだなとおもった。