in between days

表参道で働くシニアのブログ

今年も「編集者やライターが参加できるアドベントカレンダー」をやりますよー

2017年に「編集者やライターが参加できるアドベントカレンダー」を勢いよくやってみましたが、2018年もやろうとおもいます。場所はこちらです!

adventar.org

編集やライティングのちょっとしたノウハウとかTIPSを今年もぜひみんなで共有できればとおもいます。去年は2枠を除いてみんな執筆いただいてすごく嬉しかったのですが、さて今年は……とかなりドキドキです。

ITでも文芸でも実用でも、ジャンルは問いませんので、編集者やライターの方のご参加を広くお待ちしております。

アドベントカレンダーとは?

そもそもはクリスマス飾りのひとつで、12月1日から25日まで1日に1つずつ開けていく形のカレンダーです。

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これをWebサイトやブログに展開して、特定のテーマに沿った記事を12月1日から25日まで、日替わりで持ち回りで書きつないでみようというのが、この企画です。

特に日本では、プログラミングやWeb界隈に関連したアドベントカレンダー企画が多数行われている印象があります。

このアドベントカレンダーに参加するには?

まず、この日は自分が書くよ! ということを表明してください

  1. Adventarに行って、ソーシャルアカウントでログインする
  2. https://adventar.org/calendars/3599 を開く
  3. 自分が書きたい日を選んで「登録」ボタンを押す
  4. ポップアップの上段に、どういう内容で書くつもりかを入れる
  5. 「保存」を押す

書くと宣言した日までに記事を用意します。場所は自分のブログが基本ですが、記名性とパーマネントリンクがあるテキストエリアであればかまわないでしょう。

そして、登録した当日に

  1. 記事を公開する
  2. https://adventar.org/calendars/3599 で登録した日の編集ボタンを押す
  3. ポップアップの下段に、記事のパーマネントリンクのURLを入れる
  4. 「保存」を押す
  5. SNSなどで記事を拡散する

とすれば完了です。というわけで、あなたもレッツアドベント!

参考までに

去年のアドベントカレンダーはこちらです。

編集とライティングにまつわるアレコレ Advent Calendar 2017 - Adventar

去年の開催エントリーはこちらで、かなり勢いあるかんじでしたが、

編集者やライターが参加できるアドベントカレンダーやっるよー! - in between days

今年はちょっと違ったことを口上代わりに少し書いてみます。

自分は長らくIT・Web技術に関連する技術書やWebの記事制作などに携わってきました。当然のように多くのオープンソース・フリーソフトウェアの開発者の方などとお話することもあり、またそこでソフトウェアがどのように作られているのか、ソースコードだけではなく、それを作るためのツールやライブラリの使い方、運用のノウハウ、開発手法などなどが、成功事例だけでなくアンチパターンもあわせて、多くの勉強会やセミナーで共有されている様子を見てきました。それを誰かに強要されるわけでもなく、自然なふるまいとして普通のこととして行われていることが、Webエンジニアリング業界の面白いところであり、素晴らしいところだなあと見てきました。

翻って、そのような業界を取材し、記事を制作するIT・Web技術関連の編集・ライティングの業界においては、どうしてもマインドとしてはやはり旧来の編集者っぽいところがまだあって、それぞれの編集者がどのように仕事を進めているか、編集部ごとに工夫して運用しているシステムであるとか効率化する仕組みであるとか、そういったものがものが十分に共有されているかというと、決してそうでもないように感じています。

とはいえ、アマチュアを含めてたくさんの人数がいるITエンジニアの界隈と、従事する人数も限られる編集者を同列に語るには無理があるでしょうし、編集にはなんだかんだいって最後に手作業がけっこう残っており、編集者には舞台裏でしっかりと職人気質に仕事することをよしとするマインドもありますから、自ら手を挙げてノウハウを語ることはあまり一般的ではなかったように思います。

しかし、ここ数年、技術書典の盛り上がりなどを見てもわかるように、エンジニア自身が技術情報の共有手段として、紙面か電子かは別として書籍というフォーマットをDIYで選択するということが増えてきており、またそういったことにチャレンジすることで得られた知見を「技術書の作り方」として共有するということも増えてきています。このDIYの流れをどのように捉えるかは人によるでしょうが、ある意味で「編集者」といえる人たちが増えているということもでき、そうであればこれまで先行して知見を蓄えてきた専業の編集者たちも、そろそろ積極的にオープンネスを発揮すべき時期に来ているのではないかな、という気もしています。

このアドベントカレンダーがその一助となることがあれば幸いです。