in between days

表参道で働くシニアのブログ

ターナーを見てきた。19世紀後半の画家だと勝手におもっていたが、19世紀前半だったのな。エディンバラ、スコットランド国立美術館群と巡回先である郡山市立美術館の作品を中心に、銅板版画も含めて作品数が多く、1時間半では消化不良気味だった。損保ジャパン日本興亜美術館は初めて行った。ややオフィスビル然とした殺風景なところがきになった。

ターナー | 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
http://www.sjnk-museum.org/program/current/5319.html
https://turner2018.com/

「ソマーヒル、トンブリッジ」「風下側の海岸にいる漁師たち、時化模様」「コールトン・ヒルから見たエディンバラ」など。風景画をたくさん見た。山岳風景などが絵の題材として認識されはじめた時代らしい。産業革命による交通の発達ということも背景にあるのだろうか。あるいは都市の発展により自然が見直された時期だったとか。プーシキン美術館展でも風景画が中心でつながりがある。

その後、じっくり見れなくて残念だった「睡蓮」をあらためて見ようと新国立美術館のビュールレ・コレクションを回したが全体はほんとうに少しだけ見れただけだった。明日までという会期末にやはり美術展など来るものではないと再認識。ルノワールの「イレーヌ」などすごい人だかりで一番人気。そんななか、ブラックの「レスタックの港」はいつ回っても誰も見ていなくて見放題だった。