Googleドライブを使っていて手元のPCと同期したい場合、個人アカウントなら「バックアップと同期」を、G Suiteなら「Gogoleドライブファイルストリーム」を使うことになる。
バックアップと同期、ドライブ ファイル ストリームを比較する - Google ドライブ ヘルプ
仕事で使っているMacにGoogle Drive File Stream(以下、GDFS)を入れているのだが、ときおりメニューバーに常駐しているGDFSのアイコンが、何もファイルを更新していないのにぐるぐると回りはじめる怪奇現象に悩まされていた。
GDFSでは、同期しないフォルダを「オンラインでのみ使用可能にする」と設定しておくとオンデマンドで必要なときだけダウンロードするのだが、この同期していないファイルを順々にすべてダウンロードしているようなのだ。
しかも、何度も繰り返しダウンロードしている。オンデマンドだから使ったら実態は消える。そしてまたダウンロードする。これでは無限ループであり、帯域の無駄使いである。
Google Drive File Streamで「オンラインでのみ使用可能にする」を選択してる、つまりローカルマシンと同期しないと選択しているファイルを、延々と何度も何度もダウンロードし続ける現象に悩まされてるんですが、みんなこのツールは問題なく使えてるんだろうか??
— モーリ (@mohri) 2019年2月12日
そもそも同期しない設定にしているのだから意図せずダウンロードを繰り返すのはおかしい。GDFSの不具合として何度かGoogleに報告していたのだが、ひょっとしてGDFSの動作には問題がないとするとどういうことが考えられるか?
すべてのファイルの実体を必要としている妖怪プロセスがどこかにいて、そいつがPC内のすべてのファイル・フォルダをなめているのではないか?
そう当たりを付けて何かヒントがないかと検索していたら、こういったツイートが目に入った
2018年の自分的最強なライフハックはTakramの @kambara から教えてもらった「MacOSでGoogle Drive File Streamを使っている人は、Spotlight検索対象からGDFSを外すとCPU使用率とバッテリー消費が劇的に改善する」でした。MacBook+GDSFな人は仕事始めに設定することをオススメします。 pic.twitter.com/rFd11wuVny
— 田川欣哉 Takram (@_tagawa) 2019年1月6日
Spotlight検索!!!
ひょっとして検索用のインデクサ(索引作成)がリモートドライブまですべてのファイルを開いて回ってるのだろうか?
試しに設定してみることにした。システム環境設定の「Spotlight」を開き「プライバシー」タブにGoogle Driveをドラッグ&ドロップする。
これでGDFSを再起動したところ、どうやら無限同期は収まっているようであり、ホッと一安心したところである。
しかしまだ油断はならない。インデクサはいつまたあなたの背後に忍び込んでいるかもしれないのです。