森美術館で開催されている「塩田千春展:魂がふるえる」を見てきました。
塩田千春展:魂がふるえる | 森美術館 - MORI ART MUSEUM
「不在のなかの存在」を一貫して追究してきたという作家のメッセージ性もさることながら、黒と赤という強いたくさんの糸で構成された大きな作品が、単純にずっと見たくなる強い空間を形作っていると思いました。
美術館エントランス天井に展示された《どこへ向かって》
入場して最初に目にするブロンズ作品《手の中に》
最初のインスタレーション《不確かな旅》
赤い糸がからまり引っ張られもつれ引き上げられからまり一体となっている
湧き上がっているのか下りてきているのか
2つ目のインスタレーション《静けさの中で》
焼けた観客席
焼けたグランドピアノ
《時空の反射》
2着のドレスが黒い糸の中に吊るされている
見えているのは何着?
200枚以上の窓枠を使った《内と外》
3つ目の大きなインスタレーション《集積―目的地を求めて》
古いスーツケースがたくさん吊り下げられている。
どちらから見るかで印象が変わる
一回りしてエントランスの《どこへ向かって》を
森美術館「塩田千春展」、入館者数が45万人を突破。70万人超えなるか|美術手帖
森美術館の入場者記録を更新しそうとのことだけれど、諸外国の観光客やカップルもデートで訪れる六本木ヒルズという立地から、写真の撮影とソーシャル投稿をOKにしていることは大きく関係してそう。作品の強さもさることながら、映えるという意味で。
▶ 塩田千春展:魂がふるえる(展覧会関連図録)
作家名/作品名:塩田千春《不確かな旅》ほか
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