夜半に雨が降ったような気もしたが、日中は穏やかな気候。品川の御殿山まで足をのばした。
2020年末で閉館が決まっている原美術館に、加藤泉展を見にきた。新作の絵画や彫刻作品などが70点近く展示されている。
加藤泉の作品は現代美術展などで何度か見ているけど、まとめ見たことはなかった。都内では初めての大規模展とのこと。
原始美術のような不思議で奇っ怪な造形であるが、おおらかさといったものとは縁遠い印象がするところが現代を感じさせる。
鎖で繋がれていたり石をぶら下げられたりしていて束縛されているようであるけれど、見ていると窮屈なかんじがしないのも不思議だ。
石だけの作品。
庭園にもいる。
木彫と石を組み合わせた作品も多い。
写真がわかりにくいけれど、手の先に石をぶら下げられているせいで、布がめくれて裏地が見えているところをどうしてもひねって元に戻してあげたくなる。
展示を見終えて出てきたらもう暗かった。写真ではわかりにくいけれど夜は寒い。もう小寒だ。加藤泉展はこの13日まで。
次は常設作品もある森村泰昌の展示。ということはやはり常設作品のある奈良美智の展示もそのあと予定されてたりするんだろうか? というかあの常設展示、ハラミュージアムに移築されるんだろうか? 遠いね。