スプラトゥーン2の世界累計販売本数が1,000万本を超えたそうでおめでとうございます。
任天堂の財務情報によると、公式タイトルではマリオ・ゼルダ・スマブラ・ポケモン・あつ森といった実績あるブランドの各ゲームに続く8番目のタイトルになっているもよう。
主要タイトル販売実績 Nintendo Switch専用ソフト
スプラトゥーンはWii U版で始まったわけですが、この最初のスプラトゥーン(便宜上ここでは1としますけど)に比べて現在の2では、全体的にスピード感が大きくアップしてるので、全体的にやるかやられるかの世界になってて、かなり殺伐としてる。まあ、そんなところがいいわけなんですが、たしか地面をインクで塗り合うゲームだって任天堂さんは言ってたよね? と思うところはあります。キルを取らないと勝てないし、キル取るための武器だろこれってのもいくつかある。
初心者は後方でまったり塗ってるとゲームが終わるということもスプラ1のときにはまああったけれど、スプラ2はボーッと生きてるとあっという間に寄られて、キルされる。塗りに注力するには、周囲に気を配って、敵の気配を感じたら対面を回避するという優しいニュータイプみたいなスキルが必要になって、要は索敵できることはマストなゲームになってしまったので、索敵できるならエイムがんばってキル取れるようになったほうが楽しい。間違いない。
そんな「皆さんにちょっと殺し合いをしてもらいます」的なスプラ2に一石を投じることはできないか? つまり、キルを躊躇してしまうように変更を加えられないだろうか……? たとえば、キルを取ったら返り血を浴びるというのはどうだろう?
スプラでは敵をキルすると、キル側の色のインクが飛び散って塗り面積が広げられる。つまりキルする=相手が一人減る(リスポーンまでの間)+飛び散ったインク分だけ塗りが増えるという一石二鳥の効果がある。キルされるくらいなら水に飛び込んだほうが塗り負けないのでよいという話も聞いたことがある。やったことも、やってるひとを見たこともないけれど。
だけど、よく考えたらこれはおかしい。飛び散ってるのはキルされた側なんだから、そのインクはキルされた側の色であってしかるべきではないか? つまり、キルすると塗れるのではなく、デスすると塗れる。デス塗りが発生する。キル取ると相手のインクが塗られてしまって
相手が一人減ってラッキー! しかし、塗り面積では損をする!!
ということになり、キルを取ってもいいことばかりはありゃしない。
もしそういうモードがあったなら、いつでもなんでもキルを取ればいいってものではなくなる。キルしたあとで返りインクでダメージをあびないように立ち回りつつ、飛び散ったインクを塗り返すことを考えないといけないし、逆に戦略的にデスするということも考えられる。
後衛武器が遠距離から狙い撃ってキルを取り、相手のインクが飛び散った跡地に足が速いフデとかが駆けつけて塗り返すみたいな戦術もあるかもしれないし、最後の10秒は絶対にキル取るなと言われたり、ラスト塗り負けてるときにわざと当たりにいったり……。
キルデスの差が大きいほどデス塗りの面積が大きくて、無双しまくってるとデスしてもほとんど塗れないみたいな落差があると、初心者をキルするとチートみたいな面積が塗られておもしろいかも? ということをちょっと考えたので書いてみたけど、はたしてほんとにおもしろいんだろうか? 意外とストレスが溜まるプレイになるかな。