愛媛県の松山市でRubyKaigiという大規模なソフトウェア開発者の祭典が開催されることで、中には愛媛土産として定番の「一六タルト」や「労研饅頭」や「ひぎり焼き」ではない何かを探してる方もいるかもしれないと思い、7年前くらいに書いたものがたまたま出てきたので編集して公開しておきます。貼ってるインスタもすべて7年前です。なんか情報が古かったらすみません。
なお、タルトはイチロクやハタダより六時屋のほうが美味いとわたくしはおもいます。
※ この記事のインスパイヤ元: 明日から松山でRuby Kaigi 2025が開催されるので地元の好きな食べ物紹介する - Plan 9とGo言語のブログ
- けずりかまぼこ(削った蒲鉾)
- 醤油餅(醤油味の餅)
- 唐饅(中がスカスカしてる硬いまんじゅう)
- じゃこカツ(じゃこ天の具のメンチカツ)
- 長崎じゃないチャンポン
- 観光:大洲城(伝統工法による木造四層の復元天守)
- おまけ
けずりかまぼこ(削った蒲鉾)
愛媛県南西部は練り製品(かまぼこ)が名産で、地元のふつうのスーパーに行くと「かまぼこ」の売り場だけ「コストコか?」くらいの規模感で並んでます。商品も豊富で「じゃこ天」やこの後で紹介する「じゃこカツ」などもありますが、かまぼこを薄く削ったものをご飯にかけたりおにぎりにまぶして食す文化があるので紹介しておきます。
削りかまぼこ(けずりかまぼこ)は、かまぼこの一種。弾力のあるかまぼこを削り節のように削ったもの。そのままの状態で、ビールのおつまみや子供のおやつなどとして食べる。ふりかけのように、おむすびやちらし寿司、冷奴などにかけたり、お吸い物などに入れたりする
愛媛特有の練り製品としては「あげ巻」が好きです。ちなみになぜか自分の地元では「かまぼこ」をマヨネーズ醤油で食します。とだけ聞くと「美味しんぼ」のカツオの回を思い出す方もいるでしょうが、ふつうにわさび醤油のほうがおいしい。産地にはよく分からない食文化もあります。
醤油餅(醤油味の餅)
愛媛の地元のスーパーでおかんが買ってきがちな和菓子ですが、実は松山銘菓です。
唐饅(中がスカスカしてる硬いまんじゅう)
同じくおかんが買ってきそうな実は銘菓その二です。
見た目でいうと長崎銘菓の「一口香」を潰したみたいなかんじです。
じゃこカツ(じゃこ天の具のメンチカツ)
じゃこ天(じゃこてん)は、愛媛県南予地方の海岸部で作られる特産品および、それを使用した郷土料理。地魚などのすり身を、形を整え油で揚げた魚肉練り製品。
地元では単に「天ぷら」と呼ばれる「じゃこ天」という「さつま揚げ」に似た練り物はわりと全国でもそれなりに知られるようになってきましたが、地元ではさらに一歩先をいってて、天ぷらじゃなくてフライ(カツ)にしてたので驚きました(7年前に)。
長崎じゃないチャンポン
隣に偉大なる「うどん県」があるせいか県外へはほとんど浸透してなさそうなローカル麺「ちゃんぽん」ですが、松山空港内のフードコートにもあるそうなので機会があればご賞味ください。
八幡浜ちゃんぽんの特徴は、鳥ガラや煮干で出汁を取ったアッサリとしたスープに、野菜や豚肉がたっぷり用いられるのが通例である。麺は太めである。肉・野菜と共に、八幡浜の特産品であるじゃこ天などの水産練り製品を使った店が多い。
地元ではかれこれ20年くらいブランディングに努めています。
観光:大洲城(伝統工法による木造四層の復元天守)
幕末に坂本龍馬の口車に乗せられて「いろは丸」を購入させられたという話も伝わる伊予大洲藩の大洲城は、地元住民の要望で廃城を免れたものの、老朽化のために明治21年(1888年)に解体されるも、116年後の平成16年(2004年)、伝統工法を用いて、建築基準法の適用除外となる四層の木造で復元されました。戦後で唯一だそうです。
最近は宿泊プランもあると聞いて驚きました。泊まれるお城。
なお、愛媛県内には、全国で12しかない江戸時代からの現存天守が2つあり、大洲はちょうど松山と宇和島の間にあって城郭観光に便利です。
参考資料1 松山城(現存天守)
参考資料2 宇和島城(現存天守)
おまけ
四国のビッグリゾート「南レク」の公園で見かけたワイルドな注意書きです。愛媛では利用者がブルドーザーを使って土地の形状を変えることは禁止されていますのでご注意ください。