成績上位者を対象にした補習授業「夜スペ」などの取り組みで話題になった杉並区立和田中学校の前校長、藤原和博氏のロングインタビューがビジネスウーマン向けサイト「イー・ウーマン」に掲載されているんですけど、これがめっぽう面白かった。
ウィンウィン対談 藤原和博さん リクルートの営業マンから中学校の校長先生へ。5年間を振り返り、今、思うこと。
例えばこういう発言なんか面白い。
先生って意外と抵抗勢力のように思われるかもしれないですけど、生徒が喜んで、かつ、保護者が納得することには反対しないんですよ。例えば、企業の場合のように、足を引っ張ってでも蹴落としてやるというのはないですよ。なぜかというと昇進したいと思っていないから。さらに何かをやると目立って給料が100万円上がるとかということもないから、比較的、マジメな方がまともにやっているんですよ。僕は7割方の教諭は信じられると思っている。
はっきり言って、7割方の校長は (13/30)
このほかにも現場をよく見ているというか、インタビューを通じて現場で起きている問題を現実的に解決するにはどうすればいいか、という現実主義者的というか、まあビジネスマンっぽいといえばそうなんだろうけど、そういう視点が貫かれているようにおもった。教育を論じるとどうしても「こうあるべき」というべき論が先行してしまいがちだけど、そうじゃないのが面白いのかな。
いろいろ考えさせられるインタビューだとおもいました。
本も書いてるみたいだから読んでみよう。
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