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表参道で働くシニアのブログ

docomo報道資料の新ロゴがオリジナルの新色「ドコモレッド」で塗られてない件

ドコモレッド! ドコモブルー! ドコモイエロー! ドコモピンク! ドコモグリーン! 五人合わせて

というネタではなくてですね。ドコモレッドというのはこの前「似てる似てる」とさんざん話題にしたドコモの新ロゴ用の特色の名前なんです。

ケータイって、バーガンディレッドとかスペクトラムピンクとかイノセンスホワイトとか、ほかであまり聞いたことないような微妙な(というか緻密なというか)色展開をしていますが、今回はCIに合わせてオリジナルカラーまで作っちゃったみたいです。名づけてドコモレッド

「手のひらに、明日をのせて」──ドコモ、赤い新ロゴで“新ドコモ宣言”

報道発表資料には指定までは書かれてませんが、各報道記事などを見ると、紙とウェブでそれぞれ次の色指定になっているようです。

四版分解の近似色はC15%、M100%、Y80%

RGBの近似色はR204 G0 B51

【詳報】NTTドコモ 新ブランドロゴ&スローガン&ステートメント - RBB TODAY]

でも報道資料に貼られてる画像は違うRGB値だよ。

しかし、F.Ko-Jiの「一秒後は未来」さんの「ドコモレッドのRGBを調べてみた」という記事では、Mac OS付属のツールを使って実際の画像のRGB値をチェックしたところ

ところで「ドコモレッド」ってどんな色なのかが気になるところです。そこで「報道発表資料 : 新しいドコモブランドについて | お知らせ | NTTドコモ」で掲載されているロゴのRGBを調べてみました。(中略)

(R, G, B) = (210, 32, 62)です。

16進数表記だと D2203E です。

ということなんです。なぜか記事に書かれてる指定色(R204 G0 B51)とはちょっと違ってる。

ためしに手元でもGimp for Windowsでスポイトしてみましたけど、やはり同じR210 G32 B62という値が出ました。

まさかスキャン画像?

発表資料に貼られてるロゴの画像が指定通りの「R204 G0 B51」ではなく「R210 G32 B62」になってる理由なんですけど、資料画像でロゴの縁がなんとなくにじんでるところからして、ひょっとしてこれはスキャンした画像なんじゃないかという気がしてきました。

最初に報道資料を紙媒体で作って、それをウェブに載せるときに画像をオリジナルのEPSデータなんかから作らないで、紙媒体に印刷したロゴをスキャナーでスキャンして、そのまま載せちゃったんじゃないでしょうか。あくまで推測ですけど。

ここでなんかこう不思議なのは、せっかく色に名前までつけてRGBの近似値も発表してるのに、なんで色を調整しないで、違うRGB値の画像をそのまま貼っちゃったんだろう? ってことですよね。ウェブでの広報っていうのもあまり大切に考えなかったのかな。それとも一般にそういうもので、今回たまたま調べたひとがいたから発覚したのかな。

ウェブセーフカラー??

ちなみに「ドコモレッド」の「R204 G0 B51」ってRGB色は、一般にHTMLやCSSでの色指定で使われる16進数表記にすると、#CC0033 だそうです(「Color converter」による)。

#CC0033

めっちゃありきたりなウェブセーフカラーやないですか

てゆかウェブセーフカラーに名前つけんな

追記(2020年7月14日)

なぜか12年たってるのに「ドコモレッド RGB」の検索ワードで流入があるようなので、リンク切れなどを調整しました。

ところで、その過程でF.Ko-Jiさんの記事に追記が入っているのにいまさら気づきました。

(追記 2008-04-23) NTTドコモに問い合わせてみたところ、回答がありました。

【近似色】

  • 分解色:C15%+M100%+Y80%
  • RGB:R240 G0 B51

以上が正しい値だということです。

https://blog.fkoji.com/2008/04202350.html

これは同じく16進数表記にすると #F00033 だそうですが、さっきの色とけっこう違うな……

#F00033