Facebookといえばアプリです。年も改まって2012年頭ということで、年の初めの運試しや占い、おみくじという体のアプリが年明けから次々と登場しています。たとえばこういう感じのやつです*1。
このアプリはスパムでも迷惑アプリでもありませんし、セキュリティがあぶなかったりプライバシーがあやうかったりするわけでもなく、ふつうに楽しい占いアプリだとおもいます。ただ、ちょっと大きいですよね……
実は、こういうけっこうおおきな画像とそれなりにちゃんとした長文をシェアさせるアプリは昨年末から出回り始めてたとおもうんですが、最初はオモシロイなーと自分でもやってみたりしましたが、これって1つだけなら気にならないものの、ひとりが投稿したのを見てあの友達もこの友達もとこぞって使い始めると、ニュースフィードにあふれてきてウンザリする方もいるでしょう(というか私がウンザリしました)。
そういう「アプリにウンザリ」した方向けの対処法をお教えしましょう!
アプリを非表示にする方法
フェイスブックのとてもよいところは、アプリを指定して、アプリごとまるっとぜんぶを非表示にしてしまえることです。これはかなり便利です。しかも簡単です。
消したいアプリからの投稿の右上にマウスを持って行くと出てくるドロップダウンメニューから
「すべて非表示にする:[アプリ名]」を選択するだけ。たったこれだけで消えてくれます。
詳しくは下記のヘルプにありますが、ヘルプを読むまでもない簡単さです。
- ニュースフィードに表示される記事はどのように管理するのですか。
- ニュースフィードに表示されないように、特定のアプリケーションの記事(クイズなど)を隠すにはどうすればよいですか。
- ニュースフィードで友達、Facebookページ、グループ、イベントまたはアプリを非表示にした後、再び追加するにはどうすればよいですか。
上記のヘルプにもありますが、トップのニュースフィードの左側の鉛筆アイコンから「編集」を選ぶと
非表示にしたアプリの一覧が表示されて、また簡単に表示させることができます。
ちなみにこれはブロックとは違うんですね。迷惑アプリでなければとくにブロックすることもないでしょう。ただ目につかなくなってくれればいいだけなら、この非表示で十分です。
ソーシャル・メディアを過ごしやすくするカジュアルな非表示
このようにカジュアルに何かを非表示にできるのは、フェイスブックのとても大きな特長だと言えます。相手をブロックする=完全につながりを絶ち切ってしまうのではなく、つながりを保ったままで、手元のニュースフィードに表示されないようにするだけ。
これは、たとえば友達がいきなり何かの中継スレのように連投をはじめたときにも、数時間だけその友達を非表示にするとか、あるいはフィードの頻度を下げるといった対応でやり過ごすことができます。
逆に、読み手のほうでカジュアルにスルーできるということは、書き手のほうもアレコレ悩まなくてもいいということでもあります。こんなアプリをシェアしたら友達はウザッ!っておもうかなあ、なんてことは悩まなくてもいいのです。使いたければ使えばいい。で、読む方は読む方で、読みたくなければさっくりと非表示にしてしまえばいい。
よくmixiなんかで「ボイスをツイッター連携していたらマイミクにウザいって言われたので止めました」とか「アクティビティを使っていたらウザい(以下同文)」ということがありますが、Facebookなら止めなくてもいいのです。ウザい!と思ったひとが自分でアプリ「twitter」を非表示にすればいいのです。
お互いに遠慮しあって、やりたいことを萎縮してしまうのではなく、どんどんどんみんなが共有したり発言したり好きなようにする。その上で、情報を受け取る方が、受け取る情報の質や量を自分でコントロールするのがフェイスブック流です。
いったいどのくらいの情報を流通させるのが適量なのか、それは人によって違います。ソーシャル・メディアにベッタリで投稿しまくっているひとも、たまにしかログインしないひともいるでしょう。自分の友達にどういうタイプのひとがいて、みんなに適量になるように自分の投稿を調整するなんてできるわけがありません。
だから、あなたはあなたが投稿したいように投稿すればいいのです。そして、あなたが読みたいものをチョイスして読めばいいのです。フェイスブックはこういったちょっとドライな、日本人から見ると他人行儀とも思える、「あなたはあなただし、私は私。あなたの適量はわからないから、私は私の流儀で投稿する。だからもしウザかったら非表示にしてくださってね」というやり方で、サービスがデザインされているように感じます。
この感覚がつかめると、フェイスブックはとても使いやすくなるだろうと思います。
*1:とくにモモちゃんやソネットにふくむところがあるわけでないですが、たまたまニュースフィードに流れてきたので使わせていただきました