in between days

表参道で働くシニアのブログ

GoogleキャッシュからTBSなんとか部長の盗用を検証する(してない)

えと、検証はしてません。キャッシュ漁っただけ。
まず、問題になった 2005/3/25 付けの「ミスター選手会長」古田について触れたコラムがコレ(※これは最初に「問題になった」コラムじゃなかったです。下記追記参照)

http://66.102.7.104/search?q=cache:FZLjkoI7z94J:www.tbs.co.jp/sports/dugout/20050325.html

で、d:id:gonzap:20050512#1115820043 によると、この元ネタはコレじゃないかとのこと

http://66.102.7.104/search?q=cache:Rd3-N8JdtREJ:www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2005/02/23/20050223ddn035050051000c.html

中を見てみると確かにそれっぽくて、例えば元記事(毎日のコラム)では

8月で40歳になる。肩の衰えは隠しようもなく、昨季、正捕手ではリーグ最低の盗塁阻止率(0・259)だった。オフに監督兼任の話も持ち上がったが、現役に対するこだわりは強い。「若い時のようにいかないが、技術でカバーしたい」と、積極的に足腰を鍛えている。また今季から若手を熱心に指導する場面も増えた。

と書かれている部分が、TBSコラムではまるまるこうなっている

古田敦也。今年の8月で40歳になります。肩の衰えは隠しようもなく、昨シーズン、正捕手ではリーグ最低の盗塁阻止率(0.259)でした。今オフには監督兼任の話も持ち上がりました。しかし、現役に対するこだわりは強く「若い時のようにはいかないが、技術でカバーしたい」と積極的に足腰を鍛えています。でも、今年のキャンプでは、若手を熱心に指導する場面が増えました。

文末直しただけかよ (;´Д`)

このほかとりあえずキャッシュからはこのくらい拾えたです*1。それぞれ元ネタはなんだろう?

明日の朝のワイドショーとかが対応表作りそうだけど、あと誰かもっとちゃんとしたひとがもう「まとめサイト」立ててるかもしれないなあと思いつつ、ちょっとアップしてみるのですた。

追記

どこから何をパクったかについては、現在の報道では

盗用の内訳は毎日11件、読売5件、朝日1件。どの記事からの盗用かは公表しなかった。

とされているけれど(上の引用はサンスポから)、id:matsunagaのひとのしてきによると読売の記事「TBS公式HPの盗用さらに4本、コラム全面削除」で

新たに盗用が発覚したコラムは「フィールド オブ ドリームス」(今年2月4日)、「数字(2)」(同4月8日)、「月見草」(同4月15日)、「セカンドライフ」(2004年12月10日)のタイトルが付いた4本。
「フィールド〜」は、本紙2003年7月28日夕刊の「名作JOURNEY」を、「数字(2)」は、2002年7月27日朝刊1面コラム「編集手帳」を、「月見草」は今年4月7日朝刊の連載「新日本語の現場」を、「セカンドライフ」は2004年11月25日朝刊スポーツ面の記事をそれぞれ盗用していた。

と読売のうち4件についてはパクリ元ともども明記されている。このうち上でキャッシュから漁れてなかったのが次の「フィールド オブ ドリームス」ですた。

あ、chcheのあとのチェックサムみたいなのって要らないんだ。そんならいくらでも掘れるなあ。たとえばこのあたり

検証やり直し

上の記事で「問題になった」とか書いてるけど、最初の読売の記事「TBSのHP、読売夕刊コラム盗用…おわびし削除」をちゃんと読むと

問題のコラムは4月27日に更新されたもので、「黄金週間」のタイトルが付けられていた。7段落で構成されており、大学、社会人を経たプロ野球選手で初めて2,000本安打を達成したヤクルトの古田敦也捕手について書いた2段落分が、「よみうり寸評」(40行)のうち約30行と表現が同一、または酷似していた。

とのことなので、上で扱ってる古田の記事じゃなかった。問題なのは

http://216.239.63.104/search?q=cache:http://www.tbs.co.jp/sports/dugout/20050427.html

の記事で、古田について触れてるのはこの2段落:

数々の強打者達が川上に追いつき、追い越して行きました。生涯の安打数で川上を上回った選手は9人で、その1位は張本勲の3085本、2位は野村克也、3位が王貞治。しかし、2000本到達時の試合数は、今なお川上が1646試合で最速です。続いて2位に長嶋茂雄、3位は張本勲。2000本以上の選手のリストは、まるで強打者列伝のようです。そこに、今夏40歳になる古田が名を連ねました。
錚々たるメンバーが揃う中でも、大学!)社会人を経てのプロ入りでこの大記録に達したのは、古田以外にはいません。メガネの選手でも初めてです。捕手としては野村以来2人目。大卒時、ドラフトで指名されなかった悔しさをバネに、捕手の目でバッティングを磨いてきました。
日曜日、記念のボールはスタンドに投げ入れました。自然なファンサービスに加えて、「記録は通過点」の意思表示です。

で、パクったとされる「よみうり寸評」は幸いにもまだ現物があって、4月25日付・よみうり寸評 (読売新聞) - goo ニュースにはバッチリそのパクリ元該当箇所がありますね。

数々の強打者たちが川上に追いつき、追い越して行った。生涯の安打数で川上を上回った選手は9人で、その1位は張本勲の3085本、2位は野村克也、3位が王貞治◆2000本到達時の試合数は今なお川上が1646試合で最速。さすが打撃の神様だ。続いて2位に長嶋茂雄、3位張本勲。2000本以上の選手のリストは打撃の神々の列伝のようだ。そこに今夏40歳になる古田が名を連ねた◆16年目の到達は堂々の6位タイ。大学―社会人を経てのプロ入りでこの大記録に達した選手はこれまでにない。メガネの選手も初めて◆捕手では野村以来2人目。古田の記録は他の神々にはない独自の輝きがある。大卒時、ドラフトで指名されなかった悔しさをバネに捕手の目で打撃を磨く。記念のボールはスタンドに投げ入れた◆自然なファンサービス、加えて「記録は通過点」の意思表示だ。

いやあ、こりゃちょっとなあ。丸パクですか (;´Д`) これ書いてあることはみんなただの事実なんだからさ、自分の文章に落とし込むとかくらいはしようよ、プロなんだからさあ、とか思った。

*1:Google Cache の cache: 以降はURLから生成されるチェックサムだと思うんだけど、この生成規則がわかれば全部掘れるっぽい気がするんだが……