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表参道で働くシニアのブログ

Sambaのすべて/高橋基信 著

5月に500ページの本を出して厚いとか重いとか読みにくいとかさんざん言われましたが、懲りずにこの6月末には600ページの大著を担当しました。この分だと年末には1,200ページの事典かなにかを編集しているに違いない(していない)。

Sambaのすべて (The Samba Book)

Sambaのすべて (The Samba Book)

「Samba」というのは、Linux/UNIXをWindowsサーバにするオープンソースのソフトウェアですが、その究極的な解説書です。Sambaについてはここ数年でも何冊か参考書が出ていますが、中級者以上でも Sambaがあまりに多機能になりすぎたことからそれぞれ焦点を絞った解説書となっていて、総合的に 参考にできる本となると皆無に近い状況でした*1

そこにこの『Sambaのすべて (The Samba Book)』ですヨ! 本家の開発チームに参加していた経歴を持つSambaのコミュニティの顔役たかはしもとのぶ氏、Windows管理者コミュニティやセキュリティ技術者コミュニティでもその愛らしい人柄と技術に対する真摯すぎる姿勢のギャップが多くのひとびとを魅了して止まないたかはしもとのぶ氏が、遂にその持てる知識を総動員してこの大著をものしたわけです。執筆時に「800ページくらいになりそうですね」と例の笑顔で嬉しそうに宣言されたときにはどうしようかと思いましたが、なんとかコンパクトに収まってよかった(のか?)。

装丁および書名は、フツーの技術書とは一線を画して上品に、新家庭を意識したスローライフ風味を狙ってみました(偶然の一致ですが!)。

ところで、Sambaは*NIX上でWindowsネットワークの挙動をエミュレートするソフトウェアですが、そのベースとなっている「Microsoftネットワーク」の動作については、やはり高橋さんによる詳細な必携解説書が出ています。こちらも合わせてどうぞ。

アンドキュメンテッドMicrosoftネットワーク (達人の道)

アンドキュメンテッドMicrosoftネットワーク (達人の道)

ところで、ちょうどオライリーの『Using Samba: A File & Print Server for Linux, Unix & Mac OS X』もこの7月に600ページの第3版が出るようです。これまでの版はなにか契約面で面倒な条項があるらしくて日本語版が出ていませんでしたが、今回はどうでしょうね。

*1:武田さんの『徹底解説 Samba LDAPサーバ構築』や根津さんの『Sambaファイルサービス管理リファレンス』など中級者をターゲットにした本もちゃんと出てましたね。おわびして訂正します