海外のブログや、あとYouTubeとか端的にそうなんだけど、コメント欄で外人サン同士が「XXさんに賛成の反対だな」みたいに人を名指しするとき、「@XX」っていう感じでアットマークが使われているのを何年か前から目にするようになった。日本で馴染みのある「>>だれそれ」のバリエーションってことなんだけど、これはTwitterのメンション(言及)からの影響なのかなあとおもってたりする(詳しいかたいたら教えてください)。
このTwitterの「@XX」が面白いのは、最初は「返信(reply)」の機能として紹介されたたとおもうんだけど、ただ返信するだけでなく人に呼びかけたり紹介するときにも使われることから、いつごろからか「メンション(言及、mention)」って言い方をするようになった。つまり、ネット上で「だれかにリンクを張りながらその人に関係したことを語る」という行為に「メンション(言及)」という名前を付けたということ。そして、返信っていうのはメンション(言及)のひとつのバリエーションだっていう考え方を示した。
- 返信と@関連の違いは?*1 - Twitter Help Center
- What are @Replies and Mentions? - Twitter Help Center
これはすごい地味なところだけど、地味に新しいんじゃないかとおもう。名前をつけるということは重要で、その概念を扱いやすくしてくれる。もっとも日本では(たぶんテキストサイト時代から※未検証)日記やブログ間での「言及リンク」という言い方もあったので、まったく新しいというわけではないことには留意しておく。
Facebookでも、このメンション(言及)の考え方を推し進めて、投稿するときに「@(アットマーク)」を入力すると言及リンクモードになって、自分の友達や参加してるファンページ*2をインクリメントでサジェストしてくれて、自動でリンクを張ってくれる。そして、言及先のユーザーにも「言及されたよ」って通知が飛ぶ。この行為をFacebookでは「タグを付ける」と呼んでいて、ある写真に映ってるのは誰か、というのも同じようにタグ付けできるようになっていて、いろいろ概念が広がっている。
また、Facebookのファンページというのは、同じ興味を持っているひとがつながれる場所になっていて、そこへの自動リンクを起点にして、ひとのつながりが生まれるということができている。つまり、人のつながりが自動リンクを生み、自動リンクがひとのつながりを生むというステキなエコシステムができているのだ。
これはなかなか革新的なのではないかとおもう。それで考えたのは、この考え方をウェブログにも持ち込んでみたら新しいのではないだろうか! 流行るのではないだろうか!! ひとびとが集い、言論が発生するのではないだろうか!!! つまり、同じブログをやっているほかのユーザーのIDを記載すると、それが自動でリンクとなって、そのユーザーのもとに通知される。また、ある事柄に興味をもつユーザーがつながれるように、Wikiのようなキーワードの自動リンク機能も導入する。
こういうブログサービスはTwitterやFacebookのようなアメリカで最新流行のソーシャル社会におけるキュレーション時代にふさわしいブログサービスなので天下を取れるとおもいます。そういうブログがぼくはバレンタインにほしい! どうでしょう? @id:jkondo
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