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表参道で働くシニアのブログ

岡村靖幸「ぶーしゃかLOOP」PVの机の上に置いてある本とか

岡村ちゃん復活!ということでプレオープンした公式サイトに貼られている新曲(というかセルフ・カットアップ&リミックス?)のPVがスゴイカッコヨクて話題沸騰ですね

はてなブックマークニュースで「愛の正規表現」て書かれてるように、なぜか机のうえにオライリー『詳説 正規表現 第3版』の原書が置いてあるわけですが、その下に並んでる本も凝ったセレクトがされてそうで気になるので調べてみました(協力いただいたフェイスブックやツイッターのみんなさんありがとう!)

Jeffrey Friedl『Mastering Regular Expressions』

上から順に、まず前述のとおりJeffrey Friedl『Mastering Regular Expressions』数あるオライリーの動物カバー本の中でも実に通好みの一冊といえるでしょう。この夏は渋谷で「祭り」が開催されたことでも知られる全IT技術者必携の一冊ですね

Mastering Regular Expressions: Understand Your Data and Be More Productive

Mastering Regular Expressions: Understand Your Data and Be More Productive

大森荘蔵『新視覚新論』

続いて2冊目が大森荘蔵の『新視覚新論』一転して哲学書です

新視覚新論

新視覚新論

ジョン・マエダ『Maeda@Media』

3冊目がグラフィック・デザイナーのJohn Maeda『Maeda@Media』なんですけどこれは作品集みたいなものなんでしょうか? コンピュータ科学者でもあるマエダ氏は『シンプリシティの法則』という著作でも知られています(って書いたけど未読。すいません)

Maeda@Media

Maeda@Media

Le Corbusier: Complete Works

最後が建築家ル・コルビジェの作品集。全八巻セットのうち第7巻(1957-1965)のようです

Le Corbusier: Complete Works

Le Corbusier: Complete Works

岡村ちゃんはなにを表現するのか

この4冊を並べてみて、ジャンルがバラバラのようで、じつはなんとなく統一感があるような、そんな感じがします。あえて言うなら日常的な自分の姿なり自然の姿なり表現しづらいもの形に表しにくいものを(どうにかして)シンプルな形に記述しようとするとでも言えばいいのか、記述しえないものを記述しようとする試みがあるようにおもいます。

岡村ちゃんが一心不乱に自分が発するすべての擬音や破裂音まですべてを書き残そうとしているのは、その意思の強い表れとしてとらえることができるのかもしれません。自己に向かいつつそれをアウトプットに向かうアーティストのデーモンのようなものを感じるPVといえるのではないでしょうか

そうなると気になるのは、岡村ちゃんが使っているペンとノートのブランドです。いったいどこの文具を使って岡村ちゃんは自己の発声を記号化しているのか、それが分かればこのPVの謎はすべてとけるそんな気がします。どなたかわかりませんか?

エチケット(ピンクジャケット) エチケット(パープルジャケット)

というかまあ単にデザインした中村勇吾さんの事務所(tha ltd. - YASUYUKI OKAMURA (Teaser) )にあったものをいろいろ持ってきたらこうなったってだけだろうとはおもいますけど。っていうのはデカデカ映ってる「FFFFOUND!」のマグカップが物語ってるとおりではあるとおもいますが

追記 - ペンとノート

Facebookページ http://www.facebook.com/imkt5l/posts/280016548678841 のほうで

  • ペンはゼブラのマッキー極細
  • ノートは「満寿屋 MONOKAKI ノート 9mm罫」

ではないかという情報をいただきました。ありがとうございます!