in between days

表参道で働くシニアのブログ

Facebookがぼくらにもたらしたもの(考え方)について先月まとめたけど

http://d.hatena.ne.jp/mohri/20170215

これのグーグル版というのを考えていた。グーグルといえば検索だけど、検索すれば情報が出てくるというのは確かにわかりやすく大きな変化だけど、それはグーグルがはじめて有用な仕組みを作り出したということで、それ自体は独自性のある考え方ではないのではないか。それよりも

  • データはすべてサーバー(クラウド)側が持つ、クライアントはデータを持たない、データは一切捨てないで蓄積する → ビッグデータ
  • Webはアプリである(GmailとかGoogleマップとか)

こういったところもかなり大きいようにおもう。

最近、スマートフォンを乗り換えたんだけど、Googleアカウントでログインしなおすだけで、LINEとかの一部を除いてだいたいがアプリごと以降できてるってかんじで、すごい便利だった。ローカルにだけもってた壁紙とかのデータが失われたけど、逆になんでちゃんとdropboxにあげとかなかったんだろう。Facebookのときに書いたリアルなWebというのとあわせて、リアルな世界をクラウドに蓄積していく媒介としてのスマートフォンというイメージになる。

よく、むかしの日本のフィーチャーフォンは端末の機能もすごかったし、i-modeはiPhoneのモデルとなった先行的なアイデアだった、という話があるけど、ではなぜいま日本は端末でもプラットフォームでも存在感を示せていないのか、ということを考えるのもなかなか楽しい。PC-98がDOS/Vに駆逐されていったあたりにも重なるけど、あれはまだ「漢字ROM」が不要になってソフトウェアで日本語化できるという機能面での革新に理由があったのかなとおもうけど、もっと複合的になってるようなきがする。