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表参道で働くシニアのブログ

【大実験】 ただただ「可愛い」女の子を、とことん「可愛い」を突き詰めたPMのもとで英才教育したらどうなるか?

つんく♂Pのこのツイートで、ハロヲタ界隈がちょっとザワツイたらしい。

ちょうど移籍したばかりの森戸知沙希をセンターに据えたモーニング娘。の新しいメインビジュアルが公開されたところで、勘ぐり深いオタなら「ちぃのことかー!?」ってなるのもわかるし、実際のところつんく♂がそれを意図したかどうか明らかではないけれど、その関連で考えるとけっこうおもしろい。

そもそも森戸は2014年の「モーニング娘。’14 <黄金(ゴールデン)>オーディション」に参加し、落選している。このときのオーディションは才能の宝庫だったのかたまたまのタイミングか、合格した2人のほかにも総数10人がハロー!プロジェクトからデビュー(あるいは追加加入)している(カントリーガールズ×4、つばきファクトリー×4、アンジュルム×2)。翌年にアンジュルムのオーディションを受け直した上國料の行き方がおもしろいが、6人はふつうにいったんハロプロ研修生に加入している(11月に浅倉・小野田・谷本、翌年4月に梁川・秋山・笠原)。

そして森戸はというと、同じく落選した島村・小関とともに、ハロプロ研修生最年長(当時)の2人(山木、稲葉)を加え、さらに活動休止を4カ月後に控えたBerryz工房の嗣永桃子をプレイングマネージャーに迎えた「カントリー・ガールズ」として、2014年11月5日に結成を発表、12月31日のカウントダウンコンサートでステージデビュー。これは、モーニング娘。12期に合格した2人のデビューステージでもあったようだ。

興味深いのは、オーディション落選から、カントリー・ガールズの結成・デビューまでのスピード感である。研修生の加入より早く発表され、まるで意図しかかのように合格者と同じステージでデビューを飾っている。嗣永が活動に専念できる3月をまたず、研修生ユニット「こぶしファクトリー」も新しく結成されようとしているなか、駆け足でデビューしていったこのグループは、モーニング娘。12期のシャドーともいうべき存在となっている。

モーニング娘。は、つんく♂がいうように世間一般的に「可愛い」というだけではないメンバーを集めてきたグループで、12期なら英語が堪能な野中などは実にモーニングらしさがある。一方でカントリー・ガールズは、そういったハロプロの伝統に反するように、むしろ「可愛い」ことが最大のコンセプトとなっており、落選者の中から「可愛い」ことでは秀でていたが、惜しくも合格とならなかった3人を集め、ハロプロにおける「可愛い」を突き詰めた嗣永のもとで「可愛い」ことの英才教育をほどこしたらならどうなるか? そういう実験的なグループであったのではないか。

可愛いだけでは合格できなかったモーニング娘。12期のシャドーとして、まったく同じだけの期間を逆にただただ可愛いことに邁進する「ももちイズム」後継者のひとりとして、2年半の時を経て森戸は遂にモーニング娘。に返ってきた。囲み取材で「可愛い可愛いと言われて平然とまんざらでない顔をしている」と工藤にいわれたのも、さもありなん。私が一番可愛いと信じることこそがアイドルであると叩き込まれた、まさに可愛いのモンスターである。

本来センターを治めるべきであった娘が、野に伏せ、研鑽に励み、そしてあるべき場所に帰還した。森戸知沙希のモーニング娘。加入とはそういう物語である。という妄想。

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