マガジンハウスの「永遠の少女*1」雑誌「Olive(オリーブ)」が来月6月18日売り8月号でまたしても休刊だそうです。Relax誌に続いて出版業界ではフツーありえない「復刊」を果たしてまだ丸2年くらいだと思いますが、残念な結果に終わったようです。これでまた全国のオリーブ少女*2を嘆き悲しませることでしょう。
リニューアル後の思い切った「ティーン向けGINZA」路線はけっこうイケてると思ってたんですが、そうでもなかったのかな。昨日今日まさに書店に並び始めた7月号が懐かしささえおぼえる「オリーブ・プリンセス」を探せキャラバン隊@全国なわけですが、出てくる女の子の年齢が20〜23歳が中心といった感じで、たぶん雑誌の位置づけ的に狙ってる年齢層より上にズレてたのでわ? てゆーのが敗因? と思うました。
個人的に記憶に残っているオリーブは、15年くらい前の岡崎今日子がレコ屋のZEST(旧店舗、カジ君がバイトしてた)を紹介してた「渋谷特集」で、ファッション誌にレコ屋が載るようになったのに感慨を深めたものでした。さらに実は今でもオザケンの連載が載ってる号を集めてたりもするんですが*3。
マガハのサイトにはまだ情報載ってないみたいですが、とりあえずオフィシャルサイト → Olive Online Note
Googleで「オリーブ少女」を検索(オリーブ少女同盟」というウェブリングがトップで引っかかりました。ウェブリングとか同盟とかってひところものすごい流行った気がしましたが、最近ではどうなんでしょうね。オレも「死人同盟」でもやってみようかな?*4
オリーブ再休刊に関する追記
ネタ元は定期購読読者です。今週末届けられた最新号に「休刊(だから定購料金返すよ)のお知らせ」が同封されていたとのこと。
「オリーブって何?」という方のための追追記
オリーブは1982年にポパイ増刊として創刊され、80年代を駆け抜けた伝説の雑誌。
その独特のガーリッシュな趣味性*5とあいまってファッション誌でありながら服飾的実用性にとどまらない内容で80年代の文学少女やサブカル系少女に多大なる影響を与え、数多くの「オリーブ少女」を生み落とした。30歳前後のある種の女性にとってはトラウマとさえなっている。
しかしその影響力も「渋谷系」*6の衰退を最後に衰えを隠せず、2000年には惜しまれながら休刊。しかしその翌年、不死鳥のように「復刊」し、隔週発行を月刊に改めて内容も一新したが、わずか2年で再び休刊となった。
マガジンハウス会社小史(@マガハの新卒リクルートページ)
おそらく次の「復刊」はないでしょうな。21世紀には「オリーブおばさん」は数多く居ても「オリーブ少女」はそれほど居なかったということでしょうか。時代の変遷を感じます。黙祷。