短歌革新を唱えてプロレタリア短歌に影響を与え、斎藤茂吉とも論争した。天皇陛下が14歳だった1948年から和歌の先生を務め、夫人の故・美代子さんも皇后さまの先生だった。現代歌人協会初代理事長で、1995年には歌会始の召人を務めた。
- 昭和26年歌会始の御製・御歌・詠進歌 [宮内庁]
- 「選歌」に五島氏の歌があります。まさか偶然の同姓同名の歌人がいたとも思えないのでご本人と思われますが
あらしだつ空に揺れゐる朝の枝冬きはまりて春ならむとす
には、ほかの方の歌にはない力強さを感じました。それがプロレタリアなのでしょうか。そして44年後、記事中にあった1995年の歌会始で詠める(→平成7年歌会始)
大み歌につかへまつりて年長しけふの大み歌仰ぎまつらく
もはやどのあたりが短歌革命だったのかよくわかりません。 - 「心の花」百人一首
- 見る夢の夢の形をなさず覚めあかときはやく聞く鳥の声
ってこの明け方の風景は面白い。茫然とした歌だ。コレいいなあ。
共同通信配信の記事(→東京新聞 など)では、経済学者としての1面も強調されています。
経済学者としても知られ、著書に「イギリス産業革命社会史研究」などがある。
- ロバアト・オウエン協会創立40周年記念講演会
- 5年前と思われます。同協会は、ロバート・オーエン(→共産主義・社会主義・無政府主義 項目別データベース)*1を専門的に研究する現存する世界で唯一の団体だそうです(→Robert Owen Association)。
*1:さいきん流行りの「地域通貨」を最初に言い出したひとでもあるらしい→http://alpha.shudo-u.ac.jp/~htunod11/report-2.htm