in between days

表参道で働くシニアのブログ

永年勤続

なんでも長く続けりゃいいってもんでもないが長く続けるくらいしか能がないっつーこともあって、よくもまあこんな会社を辞めないで十年も居続けたやがってまったく呆れけえったもんだ。という主旨でお前を表彰してやらんでもないっつー内線が入ったので先ほど役員室で頭を垂れて彰状をもらってきますたよ。

もうね。無駄に十年もPC書の編集やってますよ。10年前に担当した本とか決して見直したくない……。確か『Windows++』っていう翻訳書だった気がする。オリジナルのクラスライブラリを作るぜっていうWin16なプログラミング参考書ですた。

むかしばなし

企画から自分でやった最初の本が『マックで飛び込むインターネット』っつー当時ありがちというか流行だったインターネット・スターターキットで、刊行日は1995年4月。一連の類書よりも早かったんじゃないかな。履歴を見ると翌年改訂するまでに2万部近く刷ってるから覚えてるよりかなり売れた本だったんだな。

付録にフロッピーディスクを1枚つけた。その1枚の中に接続ソフトとメーラからウェブブラウザまで全部入ってたってんだから時代を感じさせすぎです。ブラウザは当時マカーの人の間ではデファクトスタンダードだったMacWebですた。Netscapeがまだ無かったもんな。Mosaicはあったけど日本語化されてるのはUNIX(X Window)上のMosaic-l10nだけだったし。

でもMacWebだって、日本語化するのにResEditでリソースをゴリゴリ書き換えないといけなくて、そのやり方が本に載っててFDにはResEditも付いてたっつー今から考えると信じられないようなハードコア設計。でもそれが「フツー」だったんだよなあ(遠い目

で、そのMacWebでググってみたら、こんなページがあって、まだ生きてるんだあということがわかったので驚きますた。MacWeb 1.00とかちゃんとダウンロードできたし(起動はしてませんが)。

MacWeb 1.XX

なんて10年近く前の話を持ち出してみましたが、『ネット・トラヴェラーズ'95』も『マックで〜』と同じ1995年の4月にが出てたんだよな。ネット系最先端の出版社だったなあ。それまで独自ドメインを持ってなかったとは思えませんよ。わらい