それでもそれなりな絶景。
羽田弁天橋にて。
本年もよろしくお願いします。
追記 [2004.01.06]
羽田の弁天橋というのは、羽田空港入口の大きな赤い鳥居のあたりのことで、年末に見たなんかの雑誌でここから鳥居越しに見る初日の出が絶景で都心で交通の便もいいのに人が少なくて(たぶんここまで来た人はみんな空港ターミナルまで行っちゃうだろうから)穴場だと書いてあったので、近場だし*1徹夜しちゃったついでにと始発で行ってみたのです。
着いてみたら鳥居の周囲はなんか工事中で土が盛ってあって、とても「鳥居越し」に見えるような雰囲気ではなかったけど、防波堤の方まで出て行ったらちょうど多摩川河口から昇る方向になるし、周囲はほとんど建物が無いので(離発着の無い滑走路なんてただのだだっ広い空き地だ)なかなか気持ちの良い景色でした。
惜しむらくはご存じのように今年の初日は曇天模様だったわけですが、それでも空の半分以上は晴れてて(というかまさに日が昇らんとする東側だけ雲に覆われていた)気持ちよかったし、雲の切れ間に見える朝日が多摩川に反射してけっこうキレイでした。
というのをケータイで撮ってメールでアップしたのが右上の写真です。ケータイで撮ったにしてはけっこういいんじゃないかと自画自賛してみたりして*2。
ところで、羽田空港の脇になんで鳥居だけがポツンとあるかというと、これは元もとは少しばかし(京急空港線で一駅)離れた場所に今はある穴守稲荷の大鳥居で、江戸時代に今の羽田空港の敷地が新田として開発された際、しばしば堤防が決壊するのを収めるために稲荷を祭ったことが始まりだそうです。戦後、GHQの命令で神社そのものは今の場所に強制移動させられたものの、鳥居だけは動かそうとすると奇異な現象が起きるというので空港の敷地内に残され、羽田の滑走路拡張にあたって今の場所に落ち着いたという経緯がありますね。
その滑走路拡張時に祟りを恐れつつクレーン車が鳥居を移動させる光景を、テレビニュースで見たような記憶があります。そこに実際に自分が行って初日の出を見たりしてるのもまた一興。
関連リンク:
- http://www5a.biglobe.ne.jp/~FUDOU/topic-colum/haneda%20de%20asobu.htm(ATLAS-WEB.COM)
- http://don-quijote.or.tv/domestic14/haneda.html(ドンキホーテの旅行記)
- http://park10.wakwak.com/~tamagawa/kak3/kak3-index.html(多摩川の汽水域)
とくに最後の「http://park10.wakwak.com/~tamagawa/」は大田区内の多摩川流域にこだわった内容で読み甲斐もあって嬉しくなるサイトです。ブックマークしておいて、折りに触れて訪れたい。