ようやく『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』の発売日が確定しました。
教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書
ばるぼら 著
- A5判×500ページ(うち カラー口絵×4ページ)
- 定価 2,499円(本体価格2,380円+消費税5%)
- 2005年5月9日 刊行
- ISBN 4-7981-0657-7
NET TRAVELLERS 200Xシリーズ第4弾
あなたの「インターネットが一番楽しかった頃」はいつですか?
日本でインターネットの接続実験から約20年、商用インターネットサービス開始から約10年となる2005年春、あの伝説のウェブページ「教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史」が教科書になって帰ってきました。時流に合わせて生まれては消えていく個人サイトに焦点を当て、日本のインターネットをネットコミュニティの動向から振り返った民衆史です。移り変わりの激しい個人ホームページの変遷を詳細に掘り起こした年表は、オリジナルのウェブページから大幅に加筆され、さらに各時代ごとにテーマ分けされた個人サイトの解説を、60万字にも達する膨大なテキストで書き下ろしています。
ニッポンのインターネットは、あなたが見知っているよりずっと広いかもしれません。
巻末解説:大森望氏
オビ推辞:竹熊健太郎氏構成
- 序章 JUNETとfj〜ワールドワイドウェブ以前
- 世界一簡単なインターネットの説明
- 教科書にも載るニッポンのインターネットの歴史――まずJUNETありき
- ネットニューズの頃
- 第1章 ニッポンの商用インターネットの草創期(1992〜1995)
- e-zine(だからパーソナルメディアなんだってば)
- なぜ人はウェブ日記を書くか
- 第2章 インターネットブームの光と影(1996〜1998)
- テキストサイト誕生前夜(プレ・テキストサイト)
- アンダーグラウンド考古学(僕らはみんな厨房だった)
- WAREZの歴史(前編)
- アングラ掲示板黄金時代
- 第3章 ウワサ話はネットにのって(1999〜2000)
- インターネットのニューウェイヴ(個人ニュースサイトの夜明)
- あめぞう2ちゃんねる(巨大掲示板群)
- ネットラジオのように
- WAREZの歴史(後編)
- 第4章 個人サイト新世紀〜そしてウェブログへ(2001〜2004)
- 個人サイトの飽和点
- P2P革命
- 動画・FLASH(21世紀のコンテンツ)
- ノー・ウェブログ、ノー・ライフ
- もうひとつの序章 パソ通フォーエバー(1976〜2006)
- 日本パソコン通信史(知らないあなたとヤリトリしたい)
- パソコン通信時代(主要大手商用BBS解説)
- もう一つのニフティサーブ
- アングラ神話の時代(UG系草の根BBS解説)
- 補章 資料
- 大事なことは、みんな雑誌に教わった
- ネット考古学者のためのビブリオグラフィ