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表参道で働くシニアのブログ

天皇を「象徴」にした男

deadmanでリチャード・プール(Richard Poole)氏の訃報を取り上げました。元占領軍民生局で日本国憲法のGHQ草案で「天皇」を担当された方ということで、天皇が「象徴(symbol)」であるというのはこの方の案によるものだそうです。

そのあたりをネット上の資料をもとにまとめてみたらかなりの大作になったのでこちらでも紹介します*1

しかしこうして憲法の成立過程をあらためてみてみると、GHQの草案が一週間+日本語への翻訳が3日間とわずか10日で仕上げられたことがわかり、なんというか戦後民主主義を支える基本概念のような「象徴天皇」や「戦争放棄」といった日本国憲法オリジナルの理念もそれほど大切なものじゃないような気がしてくるから面白いですね。

日本国憲法―ピースブック (写楽ブックス)

追記

finalventさんがリチャード・プール氏を取り上げていました。

極東ブログ: リチャード・プール、享年八六

当然ですがうちよりそっちを見たほうが面白くてためになりますた。

*1:deadmanのほうは手間はこっちの何倍もかかるのにアクセス数でいうといまでは数分の一なので