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表参道で働くシニアのブログ

謎の頭脳パン

同僚にお土産といって頭脳パンをもらった。

パンというか乾パンみたいですが……というかなんか変じゃないですか?

東京でいま頭脳パンといえばコンビニで売ってるコレですよね。

不思議に思って検索してみたら、コンビニで売ってるほうの頭脳パンを製造している埼玉の「伊藤製パン」のサイトに「頭脳パン」の由来やらヒミツが書かれていました!

頭脳パンの始まり

「小麦ビタミンB1が頭をよくする」という事を主張した林髞慶応大学教授(故人)は生理学者で、1955年代に「ビタミンB群が不足すると頭の正しい働きができなくなる」と主張し、とりわけ脳髄に重要なのはビタミンB1」と説いた。(略)

1960年7月に、その説を実際に商品に応用したのが「頭脳パン連盟」。(略)

伊藤パン時代

「頭脳パン連盟」とは「頭脳粉」を開発した製粉会社と製パン会社の団体のことであり、1960年結成、現在は「連盟」としての活動はしていない。

現在頭脳粉は石川県の「金沢製粉」で製造、頭脳パンは「伊藤パン」が関東で製造販売している。

伊藤パンでは連盟結成当時も頭脳パンを製造していたと思われるが、40年も前のことなので、残念ながら当社に詳しい記録が無い。

頭脳パンの復活

干しぶどうが入った元祖頭脳パンが当時のオリジナル商品であった。「頭脳パン」の復活第一号は1992年発売。以後改良を重ね、デザインも一新。第二号のマーガリンサンドが94年6月、第三号のミルククリームサンドが同年10月に発売される。この時に現在の「頭脳博士」が登場することになる。

頭脳史

ちなみに現在の伊藤製パン頭脳パンのラインナップはこちら

ということで、冒頭の乾パンのような頭脳パンも「同盟」の一端と思われ。

さらにネットを探索すると、同じくこの「平和堂」の頭脳パンの写真を掲載したブログを発見。

それから永らくの間 その存在すら忘れていた頭脳パンなんだけれども
先日とある100円ショップへ行った時にいきなり出会ってしまったのである。

そう 頭脳パンに。

だが過日味わったあのパンではない。
ていうか ヤケに美味そうである。

(中略)

思ったとおり バター風味で美味しい!!
喩えると「甘食」。そんな感じの食べ物である。
こんなスゥイートで頭脳パンと呼んでもいいのだろうか。

頭脳パン。 - もるぺぽ・ハナレ

しかもそのあとあちこちに電話をかけて製造元を調べている! 素晴らしい!

そのあと「非公認・頭脳パン連盟」というサイトを見つけたが、7年前に更新停止されていた。

しかしこのページには8種類もの頭脳パンがリストアップされていて興味が尽きない。

今では全国でどれほどの会社が頭脳パンを製造しているのであろう?

けっきょくこの謎は残された。

「時空を超えてあなたは一体何度我々の前に立ちはだかってくるというのだ!! 頭脳博士!!!」