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表参道で働くシニアのブログ

カンニング竹山の義理の祖母が体験した東京大空襲の話

東京新聞のラテ欄に「言いたい放題」という記名コラム欄があって日替わりでいろんなひとが書いてるんですけど、日曜日の回でカンニング竹山が奥さんのお祖母さん(80歳)と初めて食事をしたときに聞いた東京大空襲の話を書いてたのがきになったので、東京新聞のサイトには上がってないみたいだからちょっと長めに引用してみます。

つい先日テレビで放送された東京大空襲のドラマの話になり、おばあちゃんが青春時代に実体験した東京大空襲を語り始めました。(中略)

おばあちゃんは、先日放送していたドラマなんかは「なめるな!」という気分になり見たくもないといいます。現実は極限状態に追い詰められた人間がわれ先にと逃げ惑い、物を奪う人もいて、思いやりなどなかったと…。戦争が人間自体までもおかしくしてしまったということなのです。(中略)

戦争中、B29が撃墜された時なんかは、米兵のパイロットは引きずり出され、その場で殴り殺されたそうです。それを見て「気の毒に…」とつぶやいたおじさんはすぐさま憲兵に連れて行かれたそうです。

「なめるな!」とホントにお祖母さんが言ったのかどうか気になりますが、しかしまさに「なめるな!」という言葉がピッタリとくる乱暴で粗野で力任せな状況ですよね。竹山さんはその乱暴さの要因を戦争に求めていますが、もちろんその影響は大きかったでしょうが、ただここで書かれている赤の他人への思いやりのなさや集団ヒステリーっぽい群集の姿は、戦前から戦中・戦後にかけてそしてずっと今でも姿を変えながらあるような気がしたのです。

東京大空襲―昭和20年3月10日の記録 (1971年) (岩波新書)

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日本残酷物語5 (平凡社ライブラリー)

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