in between days

表参道で働くシニアのブログ

空前の巻きずしブームが巻き起こったけど、あっという間に終了した。

名前を付けることは大切だとおもう。ITであっても、とくに新しい考え方に名前を付けることは重要で、名前を付けることでその概念が一般化され、再利用可能なものになる。いちがいにバズワードとバカにするものではない。

ただ、それが名前を付けられて一般化されたとたん、それはもう古来よりあるものとして扱われはじめるので、何年か前に私たちがWebやITにどのような考え方でどのような態度で望んでいたかが後からわからなくなってしまうことである。そういう意味で、日本でFaebookが普及していく過程を、ライターとしてそれに関する原稿を書きながら考察できたことはとてもおもしろい体験だったとおもうけど、それを今から振り返ってこうだったなと簡単にまとめる言葉がいまないことがちょっと残念だなとおもう。

そして、その後のブログの再ブレイクにも、今度はより近くで観察できたことはとてもおもしろかったけど、これとてほんとにもうわからなくなりつつある。記憶できないのなら記録しておかなければならないが記録ばかりがあってもわからなさは変わらないのだな。