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表参道で働くシニアのブログ

Facebookのテロ対策について | Facebookニュースルーム
https://ja.newsroom.fb.com/news/2017/06/how-we-counter-terrorism/ 

この記事の主題はテロ対策だけど、ほかの「困難な問題」もプラットフォームがコンテンツやコミュニケーションにどのように対応するべきか? という問題に正面から向かいあっていてすごい

  • How should platforms approach keeping terrorists from spreading propaganda online?
  • After a person dies, what should happen to their online identity?
  • How aggressively should social media companies monitor and remove controversial posts and images from their platforms? Who gets to decide what’s controversial, especially in a global community with a multitude of cultural norms?
  • Who gets to define what’s false news — and what’s simply controversial political speech?
  • Is social media good for democracy?
  • How can we use data for everyone’s benefit, without undermining people’s trust?
  • How should young internet users be introduced to new ways to express themselves in a safe environment?
Hard Questions | Facebook Newsroom

この7つの「困難な問題」について

  • 「プラットフォームの及ぼす影響やインパクトを考慮し、その責任について真摯に受け止めている」
  • これまでのプラットフォームが一般的に取ってきたフラットな姿勢から一歩踏み込んでいる
  • その上で、とくに解決すべき問題について整理し、解決していく姿勢を示している
  • 「時には間違えることもあります」「間違いを見直す機会を作りたい」と素直に語っている

Facebookは、インターネットの技術が世界規模で現実の人間関係のインフラストラクチャーとなりうるとすればそれはどういったものなのか? ということを、少なくとも2009年あたりから(その前までどんなサービスだったか知らない)、まったくブレずに追求しているという印象がある。

たとえば実名が必須であったりするのも、現実の人間関係をITによってフォローアップするためには、その対象は実在の人間でなくてはならず、そこがブレるとサービスの根幹が揺らぐので絶対に譲歩してはならないという強い意思を感じることがあったりするのだけど、その延長線上にこれがあり、ここが最前線なのだな、という印象だった 。自分たちが世界でもっとも先端だ(なので前例がなく、常に正しい判断をできる確証はないものの、恐れず進める)、という自負の裏返しでもあるだろう。