「gameonline」運営者がゲーム画像の無断公開で逮捕(ITmediaニュース)
新作ソフトのスクリーンショット大量掲載で有名だった「gameonline」運営者が、ゲームメーカーに無断で画像を掲載していたとして逮捕された。
市販ソフトのゲーム画面を取り込んだ静止画像や、メーカーのWebサイトに掲載されていた画像をコピーするなどして、2万枚に上る画像をgameonlineに掲載、不特定多数がダウンロードできる状態にしていた疑いがもたれている。告訴企業はSNKプレイモア、カプコン、スクウェア・エニックス、ナムコ。
ACCSのリリースはこちら → 040518 ゲーム画像の著作権侵害、許諾の必要を認識しながら無断で公開
著作権。またぞろ著作権! いまのニッポンは「著作権保護」の名目さえ立てば、どんな横車だってドンドン通っていく。CCCD、レコード輸入権、書籍貸与権*1、ソフトウェア開発による著作権違反幇助容疑、デジタルテレビ放送のコピーワンス。どれもコンテンツが勝手に流通されることを拒み、すべての局面において権利保持者(必ずしも著作者ではない)の思惑に沿った形でコンテンツとそして金が流れることを強いようとしている動きに思える。
そして、その動きを国が政策としてバックアップし、従わないモノは順に警察が引っ張っていく。民事訴訟とかそういうレベルではなく、いきなり犯罪者扱いになる。そういう国に住んでいる。
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- 切込隊長BLOG 〜俺様キングダム: 金子氏@Winny逮捕と輸入CD禁止にみる産業界の意向
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*1:これはオレの本業と関係あるんだが、人一倍サイクルの早いIT系書籍業界とコレがどう関与してくるのか未だによくわからないでいる。単純に図書館との関係で言うならむしろウチのような後発で営業力の弱い版元としては図書館にはどんどん納品して呉れて欲しいくらいだし。まあ確かにかつてのカミシモみたいなタマがたくさんあればどう考えたかわからない……