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表参道で働くシニアのブログ

2005年3月31日 イオカード販売終了

12/9付けのプレスリリースなのでいくらか旧聞になりますが、寡聞にして今日まで気づかなかったです。

2001年11月のSuica導入以降、Suicaをお求めになるお客さまが増える一方、イオカード(磁気式)につきましては発売数が減少しているため、下記のとおり2005年3月31日(木)をもって発売を終了させていただきますので、お知らせいたします。
……
※各発売箇所にてイオカード(磁気式)の在庫が無くなった場合は、その段階で当該発売箇所での発売を終了いたします。売り切れの場合はご容赦下さいますようお願いいたします。
イオカード(磁気式)の発売終了について [PDF/10KB])

新聞記事にはもう少し詳しく載っていました。

イオカードは1991年3月に……発売を開始。ピーク時の2001年度は2979万枚、868億円を売り上げたが、同年11月に導入された……「Suica」の普及で、昨年度は1568万枚、458億円に落ち込んだ。
Suicaの発行枚数は11月末現在で1029万枚で、昨年度のチャージ額は1400億円に達している。2006年度から関東の私鉄57社局が参加する「パスネット・バスICカード」との相互利用が始まるため、在庫の400万枚完売後にイオカードを廃止する。
JR東日本:イオカード廃止へ 来年3月末で [MSN-Mainichi INTERACTIVE] [Google Cache])

在庫がまだ400万枚あるそうですが、それでも年間1,600万枚弱出てるということは、四半期でだいたい底をつくという計算になります。それにしても、いま敢えてイオカードを使っているひとというのはどういう層なのでしょうね?

「パスネット・バスICカード」については、2003年7月28日付のJR東のプレスリリースにありますが、パスネットとバス共通カードがICカード化されてSuicaと共用ということで、おそらく将来的にはパスネやバスカも廃止されていくのでしょう(しょんぼり)。

  • 「パスネット」、「バス共通カード」及び「Suica」を発行する事業者は、お互いのICカード乗車券で関東圏の鉄道・路線バスが乗り降りできる「相互利用」を実現していくことで合意しました。
  • これに向け、「パスネット」及び「バス共通カード」を発行する事業者は、それぞれのICカード乗車券を発行するため、システムの導入をすすめてまいります。
  • ICカード乗車券の相互利用は、平成18年度から順次展開していくことを目指します。

1枚のICカード乗車券で関東圏の鉄道・バスをもっと便利に [PDF])

JR東のSuicaに対して関西にはICOCA(JR西)があり*1、さらに私鉄でも「スルッとkANSAI」カードは関東の「パスネット」に先んじて「PITAPA」でICカードを導入している。というような鉄カードヲタ以外にはちょっと把握の難しいかもしれない事象や、それぞれのカードの規格については下記のサイトが詳しい。ちなみにオレんちには「パソリ」があります(ぜんぜん使ってないけど)。

鉄道ICカード情報局

あ、今気づいたけど、オレは大阪に行ったとき「PITAPA」じゃなくって「スルッとKANSAI」カードを買った。同じように東京に旅行に来てJRをたくさん乗り換えるひとは、Suikaじゃなくってイオカを買ってるんだろうな。

つまり、短期間だけ使用するひとにとっては、チャージ式のICカードよりも使い捨ての磁気カードのほうが手軽で便利なわけで、そういった用途はこれからも一定の層で必ずあるわけだけど、バッサリと切り捨てられちゃうのな。旅行者は切符を買えってか。

東京に住んでるとわかりにくいけど、SuicaもICOCAも都市圏でのみ通用するカードであって、地方に行けばまだまだオレンジカードが現役だったりするわけだし。

というか、一ノ関駅の「新幹線トレインジャー」オレンジカードが欲しすぎる!!

追記

懐かしの0系新幹線と博多総合車両所オレカがさらに欲しすぎる( ゚Д゚)

ええええ、車両洗浄装置を通る500系ですと!! JR西日本博多支社 ヽ(´ー`)ノマンセー

*1:写真はこの夏発売された相互乗り入れ限定Suica=現在絶賛オレ使用中