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表参道で働くシニアのブログ

ソニーがTHE BOOMのネット配信を停止

先日取り上げたヒートウェイヴとソニーの音楽配信をめぐる確執ですが、ヒートウェイヴの所属事務所である「ファイブ・ディー」とそこに所属する別のバンド「THE BOOM」を巻き込んで、ちょっと妙な展開になってきてるようです。

リンク先の極東ラジオのサイトが文章を修正したのでこちらも直しました(2005-12-28 05:30)*1

極東ラジオ/FAR EAST SATELLITE(2005年12月27日修正分)

■ 「Mora」からTHE BOOMのSONY時代の曲がすべて消えた!
12月26日に、音楽配信サイト「Mora」をチェックしてみたところ、この前まであったTHE BOOMのSONY時代のすべての曲(1989年の『A Peacetime Boom 』から1996年の『トロピカリズム』まで7枚のアルバム+α分)が、煙のように消えてました!
「星のラブレター」も「風になりたい」も現在、「Mora」で買えません!
それだけではなく、携帯電話での配信「レコ直」や「着うた」も同じく。つまり、THE BOOMのSONY時代のディスコグラフィーは音楽配信上ではなにも存在しないかのように「該当なし」です。

THE BOOMといえばバンドブームのころから活動を続けるベテランのロックバンド。歳を重ねるごとに音楽性と活動の幅をどんどん広げ、最近ではヒット曲「島唄」を中心メンバーの宮沢和史が再録してiTMSで世界20カ国に配信し、話題になりました。

その「島唄」のオリジナルバージョンが、本国日本ですらまったく配信されてないというなんとも皮肉な状況です。

だれが得をするんだろう?

もっとも、いくらTHE BOOMとヒートウェイヴがおなじファイブ・ディー所属とはいえ、コレだけでソニーが仕返し的なことをしたと決め付けるのは早計だろう(だいいち同じ事務所だからって別のミュージシャンの配信を停止するなんてのは筋違いにもホドがあるでしょう)。できれば別な理由によるものであって欲しい。

とはいえどんな理由があるにせよ、せっかくローコストで提供できている音楽配信を止めちゃうってのはちょっと意味がよくわからない。これって誰か得をするひとはいるんだろうか? なんかすごく後ろ向きの処置のようで、その後ろ向きさを感じさせるところがすごく寂しいなあと思った。

参考(過去ログ)

なんのこと?という方はまずこちらからお読みください。

Interrupted Night Train - ソニーさんがまたなにかやらかしたらしいがヒートウェイヴは進む

*1:オリジナル版ではヒートウェイヴの一件との関連を強く感じさせてましたが、改変版はそうではなくなってたのでこの記事もそれにあわせました