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表参道で働くシニアのブログ

JR渋谷駅の中央改札と埼京線の長い長い連絡通路が廃止されることで、遂に埼京線の新ホームがベールを脱ぐ! のか?

JR渋谷駅の中央改札と埼京線ホームつなぐ連絡通路が廃止されるという記事が、フェイスブックでシェアされて「いいね!」を集めていた(はてなブックマークはあまりついてなくてツイッターはそれなりっぽい)

JR渋谷駅 中央改札と埼京線ホームつなぐ連絡通路廃止へ /東京(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース

今回廃止するのは、中央改札コンコースと埼京線ホームをつなぐ、約270メートルにわたる連絡通路。一連の駅改良工事に伴い、今年4月には連絡通路の動く歩道を廃止。通路途中にあった駅ナカ書店「ブックエキスプレス」も8月21日に閉店した。

渋谷駅の中央改札から埼京線のホーム(3番4番線)をつなぐ長い長い通路はたくさんのひとをうんざりさせてて、渋谷から埼京線に乗り換るならいったん恵比寿まで移動するという人だっているだろう。

でも、オリンピックイヤーにはついに埼京線ホームが、山手線の並びまで移動してきて乗り換えが便利になるという計画がある、というか工事がいままさに進んでいる

渋谷駅「埼京線ホーム」が遠く離れているワケ | 駅・再開発 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

その工事の一環として、埼京線への連絡通路が廃止され、新しく「仮連絡通路」ができるという。

翌12月1日には3・4番線ホームからそのまま中央改札方面に伸びる形で仮連絡通路が開通する。通路と中央改札コンコースとは階段、エスカレーター、エレベーターで上下移動する。

ただでさえ工事で通路が頻繁に変わる渋谷駅のダンジョン化がさらに一歩進むということで、あまり評判よろしくないようだけど、この記事で詳しく書かれていない「仮連絡通路」の正体が重要だとおもうのだ。

仮連絡通路というのは新しい埼京線のホームそのものではないの?

これは実際の渋谷駅中央改札内に掲示されていた計画図。

よくよく見ると、新しい「仮連絡通路」が通っているのは、まさにいま工事している埼京線の新ホームではないのか?

JR東日本が2018年2月に公開した埼京線の新ホーム工事に関するプレスリリースの第2段階と同じ状態に見える。

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渋谷駅線路切換工事に伴う列車の運休について (PDF/1.4MB)

これはつまり、新しい埼京線ホームが(通路として)お披露目されるということではないのか。

さて、この新しい埼京線ホームになるであろう仮連絡通路の様子は山手線の内回りホームから確認できて、エスカレーターっぽいものも見える。

埼京線の新ホームは2020年に供用されるようになるが、その前に通路として人が通れる形だけは作りつつ工事を進めるということなのだろうか? 実際に12月1日になれば新ホームなのかどうかも含めてはっきりとするのだろう。

このエスカレーターも、最終的にホームの設備として使われるものになるのかどうか、仮設という可能性もある。ひょっとすると、先に南行だけ新ホームに停車するようになるかもしれない。渋谷駅の工事からはこれからも目が話せない。

駅改良工事は継続的にデプロイされるから面白い

こういう書き方をすると、工事にうんざりしている人からは不興を買いそうではある。あるけれど僕は、駅改良工事というものが全般的に大好きである。

と書くと、いわゆる「終わらない工事」(横浜駅がよくやり玉にあがる)が大好きな押井守ファン的な人に「わかる」などと言われることもあるが、申しわけないけれど、それも違う。

どんな工事であれ、いつかは終わる。というより、終わりに向けて工事をしている。それが好きなのだ。以前にブログにも書いた。

建築中の新しい構造物が完成に向かう過程が好きだということに気がついた - in between days

ブログに書いたりしたものの、これまで「駅改良工事が好きだ」ということについて誰の賛同も得られたことはない。まったく孤高な趣味であり、価値観だと自認している。

工事には、必ず完成図がある。完成図はあるが、場所は更地ではない。なので、やりくりをしなければならない。その「やりくり」が好きなのだ。複雑なパズルを解いている過程を、リアルタイムで三次元で観察できる喜びといえばいいのだろうか。

銀座線が通っている建物は解体したいが、銀座線は止めたくない。建物を解体しつつ仮設の足場を組んで支えつつ、最終的に新駅の土台に適した構造にすべて入れ替えてしまう。

埼京線の線路を移設したいが、それにはヒカリエへの連絡階段が邪魔なのでは……? とおもっていると連絡通路が移動され、銀座線と同じ高さまで上げて新しい出口改札も設置される。

そういった小さな小さな「やりくり」が日々積み重ねられている。

これはつまり継続的デプロイである。渋谷駅は、継続的なデプロイによって、サービスを止めることなく、実装をすべて入れ替えようとしている。

ほんとに素晴らしい営みであり、計画し実施するエンジニアリングのパワーを感じるのだ。