先月末に入ってたリファから飛んだid:sasezakiさんの日記「ディスコーディアンズ@はてな」で、海外の訃報系ブログ「The Blog of Death」紹介されていました(→id:sasezaki:20040331#p2)。ウチのパクリか?なんて冗談めかして書かれてますが、ウチよりもコンセプトがちゃんとしているみたいですし、その日その日に亡くなった市井の方の一生を一本のストーリーとして読ませてくれて(英語ですが)、なかなか面白そうなブログです。サイト名の「そのまんま」っぷりがスゴイですが。
昨日付の更新では、トルコで空軍関係の仕事をしていたマリオン・バートラムというフロリダ生まれの女性取り上げ(→Blog of Death: Marion Bertram)、その前日にはザキ・ナシーフというレバノンの高名な音楽家(→Blog of Death: Zaki Nassif)の訃報をレバノン系ニュースサイトから引っ張ってくるなど、アンテナの広さと選択の妙が感じられます。去年の6月からアーカイブがあるので、そろそろ1年でしょうか。末永く続けていただきたいものです。
コメント欄が「賛辞(Tribute)」となっているのも面白いですね*1。例えば、先日ウチでも掲載したジャン&ディーンのジャン・ベリーの訃報には22通の賛辞が寄せられています(→Blog of Death: Jan Berry)。が、もっと上を行くのはアダン・サンチェスという若きメキシコの歌手(公式→Adan Chalino Sanchez)の訃報で、弔辞が112通にのぼっています(→Blog of Death: Adan Sanchez)。
記事を読むと飛行機事故で享年19歳とのことで、若すぎるスターの夭折ですから、これだけの弔辞が寄せられるのでしょう。Amazonで検索するとデビュー作と思しきアルバムがヒットしますが(→Amazon.co.jp: 音楽: Dios Me Nego [FROM US] [IMPORT])、これが9年前(1995年)の作ということは、今19歳ですから、当時10歳ですか!? 確かに試聴音源を聴くと声変わりしてません。メヒコのマイコージャクソン?っつー感じですか。
それにしても、アダムさんの情報は日本国内ではとんと見かけませんが*2、その地域地域で情報の重みがまったく違うということでしょう。考えてみれば、先日のいかりや長介さんの訃報だって、日本国内ではドリフ世代男子を中心にものすごい衝撃を与えたわけですが、海外かりゃ見りゃ、ただのコメディアン上がりのテレビの老脇役俳優の死去ですから、なんでオレたちがこんなに凹んだかってやっぱりわかんないでしょうね。
ところで、このサイトで始めて現物を見たんですが、USだとAmazon経由で個人サイトに投げ銭できるんですね(関連記事→米Amazon.com、他サイトが利用できる決済システムを提供開始)。このインターネットウォッチの記事は3年前なので、そんな昔からやってるんですね。海外ではほかにもPayPalとか、個人レベルで決済できるシステムがいくつもあって、面白いと思ったサイトに金を払うことがわりと敷居低く行われてますが、日本だと今ひとつって感じでしょうか? オレも払ったことないしな。そういう意味で、はてなの「ポイント送信」機能っていろいろ可能性を秘めてますね。オレも今後は積極的にいろいろな方にポイントを送りつけていきたい。ちなみにウチにポイント呉れてやらんでもないという奇特なはてなユーザーさんがいらっしゃったら、下記リンクから行けるようです 右サイドバーのアイコンからどうぞ。
[追記]
投げ銭のURLを書いてたら、ホントにポイントを送信していただきました。匿名さん、ありがとうございました。投げ銭へのリンクは、アンテナ追加と一緒にサイドバーにのアイコンで入れました。