d:id:hatenadiary:20040428で「はてなに関する本、続報」として弊社以外の2冊のbk1へのリンクが貼られていた。毎コミ本が5月で、d:id:yskszkディーアート本が6月予定だそうです。みんな早いなあ。完全に負けてます。
ショボーン (´・ω・`)
ウチは7月の予定。こういうのは最初の本は「みんな買う」んだけど、3冊目ともなるとかなり飽きられてくるので……というあたりをやっぱ相当に織り込みながら作っていかないといけない。まあ企画時に着目点とコンセプトを明確にしたつもりなので、なんとかなるとは思う。てゆかなんとかしないといかんわけやね。
例えば、d:id:yskszk:20040427#p1を見るとヨシキ*1も近藤さんにインタビューしているわけで、ウチもかなりロングインタビューをやってますが、近藤さんのインタビュー自体は、ヨシキも名前を挙げてる波状言論を筆頭にIT系ニュースサイトでいくつも出てきて、それだけではあまり珍しくもなくなっている。
近藤さんの話はいつも論旨がクリアで、視点がハッキリしていて、その視点が他にはないオリジナリティ充実しまくりなので、ただ通り一遍に話を聞いて起こしただけでも十分に面白い。んだけど、これだけ多く露出してくれば読者だって「またか」と思うだろう。そういう中で、話のどこに着目して何を切り取っていくのかがポイントになるんだろう。その点はブレないよう注意したい。
「はてなの本」がどこに着目して本を作ってってるのかについては、また別にちゃんと書くと思うけど、一言でいうならば「コミュニティ増幅装置としてのはてな」という感じかな。あまり上手いキャッチフレーズじゃないかな。むしろこういう感じかな。
なんで、おまいらみんな「はてな」に集まってきますか?
既存のいろんなコミュニティから種族を問わずはてなに人が流入し続けて、属性横断的に人々がコメントを付けて仲良くなったり罵りあったり馴れあったりしてるこの「はてな界」がどういう仕組みと思想で出来上がっているのかを余すことなく伝えたい……、てゆかですね、はてなで日記書いてさりげなくリファを返したりするのって、こうなんかすごく楽しいわけなんですよ。実際に。実感として。その「楽しさ」が上手く出せればいいなあ、と思ってます。
はてなをもうやってる人には「そうだよ、オレが知ってるはてなの楽しさってのはコレなんだよなあ」と納得で、まだやってない人には「なんか知らないけど、この日記はずいぶん楽しそうだからやってみようかしら」と誘惑するような本に……なるといいなあ。いや、しないとダメなんですよ、ウチは三匹目の泥鰌なんですから。頑張ります。はい。
つか前の2冊がそういう本でなくってただのマニュアルであることを祈ります(わらい
立川談志の名言に「なんでも真打ちは最後に登場する」って言い訳*2があったらしいけど、まあオレ内ではそういう気分。ウチが「本命」。間違いない。いや『ウェブログ入門』のときは「どこよりも早く出す。なんぴとたりともオレの前に出させねえ」って気分だったんですけどね。
そういえば、7月の立川流一門会のチケットが昨日届いたわけで、楽しみなのでありました。ということで今日の画像はまったく「はてな」と関係なく、談志師匠でひとつ。