2005年2月末元祖ブルートレイン「あさかぜ」廃止、「さくら」も

九州発着のいわゆる「ブルートレイン」は新車両導入予定無し*1で、全廃の方向が確定っぽいから今さらどう言っても始まりませんが、やはり「ブルトレ全盛期」に少年時代を過ごした身としては残念でなりません。両方とも未乗だしなあ。

「あさかぜ」は1956年に東京と九州を結ぶ戦後初の特急として東京―博多間に登場。1957年から58年にかけて発表された松本清張の代表作「点と線」では、物語の重要な役回りを果たした。
1958年に新型の客車が導入され、冷暖房完備の個室寝台が登場。食堂車も備え、「走るホテル」と呼ばれた。丸みをおびた青色の車体にクリーム色の線が入った斬新な客車は「ブルートレイン」と親しまれ、その後の寝台特急の代名詞になった。
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北斗星＆カシオペア（上野―札幌）やトワイライトエクスプレス（大阪―札幌）といった絶好調の北行き寝台急行特急に比べて、南行き「ブルートレイン」は平均乗車率が30％を切るという大苦戦。のため、元祖ブルートレインである「あさかぜ」と現在「はやぶさ」（東京―熊本）に併結されている「さくら」が廃止されることに。そういえば「はやぶさ」も元々は西鹿児島まで行ってたのが熊本までに短縮されてるんだよな。

あさかぜ: 東京―下関を１日１往復。
東京19:00発→下関09:55着。下関16:50発→東京07:33着。
さくら: 東京―長崎を１日１往復。
東京18:03発→長崎13:05着。長崎16:50発→東京11:33着。

やはり最大の問題点は東京近郊で東海道線の朝のラッシュアワーに引っかかっちゃうってことなんだろうな。あと長崎着13時とか東京着11時とかなら間違いなく飛行機使うよなあと思った。JR九州ですら九州来るならエアレールとか言ってるくらいだし。