「マジで書く本家」+「メモ書き(駄文)用の別館」という形でサイトを運営しているひとってけっこういると思うんだけど、往々にして本家の更新が滞りがちになりがちですね。
よくあるパターンとしては
- 2003年
- 「(サイト名)@はてな」という軽い感じではじめた「はてなダイアリー」に大はまり。本家の長文エントリを書くのが面倒ではてなで短文を日に何度もアップ。
- 2004年
- mixiに誘われたのが嬉しくて日記に身辺雑記を写真付きでモブログしまくり。
- 2005年
- なにげに「はてブ」にはまるがタグは [これはひどい] と [あとで読む] だらけ。
って感じで、そのたびに本家の更新頻度はどんどん下がるという具合ではなかったかと思うんだけど、昨年末から今年にかけての傾向として、はてなグループに籠もってこっそりと書きたいことを書き散らすというパターンが増えているように見受けられるんですが、どうでしょうね。
本家→はてD→mixi→(はてブ)→はてG?
本家にちゃんとした記事をアップする気力がなくなってきたから「はてD」へと逃避し、はてDのほうが更新頻繁があがるとヲチされることも増えて好きなことかけなくなって「mixi」へと逃避。やがてmixiでもよく知らないひとがマイミクに増えたり意見が対立しがちなマイミク同士が自分の日記でバトルしあったりするのに疲れて、さらに「人目につきづらくて、適度に仲間内とだけ馴れ合える」場所を探している、というのが2005年の状況だったのではなかろうかと推測*1。
もちろん「はてG」は2004年のスタート以来これまでもそういう用途に使われてきたんだけど、本家→はてD→mixiと流れてきた「書きたいことを書き散らしたい」欲求が、新たなはけ口として「はてG」を数年来そのようにすでに使っていた先人たちを発見したというか、流れが大きくなってきた感というか、追い風みたいなものを感じる昨今です。なにが追われているのかはわからないけど。
ということで、2006年のネット界というかブロゴスフィアの最新流行は、はてブのホッテントリとかアルファなんとかとか吉祥寺の焼酎の旨いホルモン屋とかではなく、はてなグループの「なんとか部」とか「なんとか族」とかでひっそりと決められていく可能性があるので要注意だと思った。というかオレは誰に向かって注意を促しているのか?
*1:はてブがちょっとしたガス抜きに