異体字な名字の方と仕事することが昨年から何度があって、そういう「同じ意味や使われ方なんだけど違う形の漢字」をまとめた資料ってないかなあとおもってたら、Amazonで「民法・民事法」なんてジャンルに分類されるところにたくさんあった。
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戸籍統一文字なんてのもあるのか(;´Д`)
誤字が正しい漢字
面白いと思ったのは、戸籍に登録されている名字のなかで「誤字」とされてるものがあるってこと。戸籍に書かれている文字が正しい名字とされるから、明らかに誤字なんだけどそれが正しいってことになっちゃう。誤字だから直していいよねえ、ってならなくて、戸籍に書いてある形が漢字辞典的な正しさに優先するというなんかこう価値観の倒錯のようなものを感じるなあ。
“私の名字は正しく書くと「××」の旧字です”とか“異体です”とか“俗字”ってのならまあわかるけど、“私の正しい名字は「××」の誤字です”、ってことになるともうなんだかわからない。これは正しいのか間違ってるのかどっちなんだろうか。正しいのが間違っていて、間違ってるのが正しい。正しいが間違いで、間違いが正しい。ああややこしや〜
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野村萬斎 世田谷パブリックシアター芸術監督就任記念公演「まちがいの狂言」 [DVD]
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ところでなだぎ武の「ややこしや〜」はすごい面白いんだけど、よく見ると別にそれほど野村萬斎の狂言には似てないんじゃね、とおもうのはわたしだけだろうか。