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表参道で働くシニアのブログ

読んだ - LPジャケット美術館/高橋敏郎 - 追記した

LPジャケット美術館―クラシック名盤100選 (とんぼの本)

LPジャケット美術館―クラシック名盤100選 (とんぼの本)

おもしろかった!

LPレコードのジャケットをポップアートとしてまとめた本はいくつもあるし、クラシック音楽のバイヤーズガイドだって何冊もある。でもその両方ってのはあまりないんじゃないだろうか。つまり、クラシック音楽のLPジャケットをメインにした紹介本なんだけど、たとえばスタジオヴォイス誌なんかでよく見かけるレコジャケ特集なんてさんざんやってるけど、あまりクラシックのレコードが紹介されてたような記憶がないような……。レコジャケといえば、やはりジャズならBLUE NOTEであり、ロックならヒプノシスでありといったところはよく目にして、クラシックだけに絞った本書はだからすごい斬新だった。クラシックにだってこんなに奥深いジャケットの世界があったんだね。このまま紙ジャケ再発すればいいのにーというものもいっぱいあった。ジャケ買いしたくなるクラシック音楽があるということをはじめて知りました。
でもクラシック音楽はCD再発することがあってもジャケは変えちゃうみたいで(本も単行本から文庫本に落ちるときに装丁変えたりするのと似てんのかな)、Amazonでいくつか探してみたけど、このくらいしか見つからなかった。もっとあったら教えてください。

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年モノラル録音)

グレン・グールドの名盤中の名盤。グールドはほかのクラシック音楽のミュージシャンとは違って、レコード化されることを前提にスタジオ入ってたりしたから、演奏そのものより「レコードが作品」という感じがあるよね。そういう意味ではポピュラー音楽に近いのかな。
バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年モノラル録音)

火の鳥(紙ジャケット仕様)

冨田勲のシンセサイザーでクラシックの名曲を演奏しちゃいましたシリーズ第3弾。やはりポピュラー音楽に近いのか紙ジャケ再発! このおどろおどろしいジャケはなんと手塚治虫だそうですけど、ということは光の中央にいあるのはあの「火の鳥」?
火の鳥(紙ジャケット仕様)

マーラー:交響曲「大地の歌」

タイポグラフィかっこいい。1952年。
マーラー:交響曲「大地の歌」

ムソルグスキー:展覧会の絵

「展覧会の絵」の題材になったハルトマン追悼展覧会の絵そのものをジャケにした作品で、演奏家も同じなので偶然一致したとかじゃなくて掲載作品のCD再発みたいだけど、収録時間72分ということはいろいろ追加されてるのかな。
ムソルグスキー:展覧会の絵

ストコフスキーの編曲による「展覧会の絵」。アレンジも演奏もデフォルメやグロテスクが満載,滅茶苦茶面白い。案外,ラヴェルの編曲よりもオリジナルの本質に近いかもしれない。ストコフスキーの本領が全開という感じ。「火の鳥」も痛快だ。

聴いてみたい

バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻 Vol.3(紙ジャケット仕様)

これもグールド。そして紙ジャケ! おもろい
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻 Vol.3(紙ジャケット仕様)

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 クライバーン

発売わずか2週間でミリオンセラーになった超名盤だそうです(1958年)。レコードは協奏曲1番だけだったけど、CDは2番も追加。
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番

鳥の歌-ホワイトハウス・コンサート

聴衆の最前列中央にJFK!
鳥の歌-ホワイトハウス・コンサート
オバマがホワイトハウスコンサートを開くなら誰が出るんだろう?

Stravinsky Conducts Stravinsky [Box set]

ボックスセットだそうです。
Conducts Stravinsky
これだけ輸入盤を探してヒットしたんだけど、ほかも輸入盤を探せばもっと見つかったかも。でもまあ今日のところはこんなもんで。