LPジャケット美術館―クラシック名盤100選 (とんぼの本)
- 作者: 高橋敏郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 19回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
LPレコードのジャケットをポップアートとしてまとめた本はいくつもあるし、クラシック音楽のバイヤーズガイドだって何冊もある。でもその両方ってのはあまりないんじゃないだろうか。つまり、クラシック音楽のLPジャケットをメインにした紹介本なんだけど、たとえばスタジオヴォイス誌なんかでよく見かけるレコジャケ特集なんてさんざんやってるけど、あまりクラシックのレコードが紹介されてたような記憶がないような……。レコジャケといえば、やはりジャズならBLUE NOTEであり、ロックならヒプノシスでありといったところはよく目にして、クラシックだけに絞った本書はだからすごい斬新だった。クラシックにだってこんなに奥深いジャケットの世界があったんだね。このまま紙ジャケ再発すればいいのにーというものもいっぱいあった。ジャケ買いしたくなるクラシック音楽があるということをはじめて知りました。
でもクラシック音楽はCD再発することがあってもジャケは変えちゃうみたいで(本も単行本から文庫本に落ちるときに装丁変えたりするのと似てんのかな)、Amazonでいくつか探してみたけど、このくらいしか見つからなかった。もっとあったら教えてください。
バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年モノラル録音)
グレン・グールドの名盤中の名盤。グールドはほかのクラシック音楽のミュージシャンとは違って、レコード化されることを前提にスタジオ入ってたりしたから、演奏そのものより「レコードが作品」という感じがあるよね。そういう意味ではポピュラー音楽に近いのかな。
火の鳥(紙ジャケット仕様)
冨田勲のシンセサイザーでクラシックの名曲を演奏しちゃいましたシリーズ第3弾。やはりポピュラー音楽に近いのか紙ジャケ再発! このおどろおどろしいジャケはなんと手塚治虫だそうですけど、ということは光の中央にいあるのはあの「火の鳥」?