いいね！はれっきとした言論だ！っていう判決が出てるのおもしろい

フェイスブックの「いいね」使用、言論の自由で保護＝米裁判所 | 世界のこぼれ話 | Reuters

というニュースがおもしろかった。

フェイスブックで上司の政敵に「いいね」を付けたことで解雇されたのは不当だとして、解雇撤回を求めた訴訟の控訴審で、「いいね」機能を使用することは憲法が定めた「言論の自由」で保護されるとの判断が18日下された。

控訴したの2012年の8月なので、1年がかりだったようだ。このあたりに経緯がくわしい

このニュースでおもしろかったのは、解雇は不当を主張するロジックが、自分が直感的に考えたことと真逆だったこと。

「いいね！」したら解雇された、っていうのを聞いたら、そんなことくらいで解雇するんじゃないよーっておもう人が多いんじゃないだろうか。ぼくもそう思ったし、「いいね！」はただそのときの気分でいろんな気持ちで付けたり付けなかったりするから、明確な意見表明とはいえないようなものであって、そんなものを根拠に解雇するなんてどうかしてる。とおもう

でもこの判決では、というか原告の主張では、それが逆で、いいね！はまさに明確な意見表明であって、憲法で保護される「言論の自由」にあたる。だから、誰々を支持するって語ったり書いたりしたひとを解雇してはいけないように、いいね！したひとも解雇してはいけない。という

理屈ではなるほどってなるけど、感覚としてよくわからない感じなのが面白かった。