フェイスブックの「過去のこの日」を見ていると、2010年から2011年ごろにフェイスブックが日本に本格的に利用されるようになってきたときに、いろいろと摩擦があった記録が残っていておもしろい。
こういったメモが出てきて、おもしろいなあ
もう「匿名好きの日本人にフェイスブックは云々」論にはアキアキだ(試論) | Facebook
フェイスブックがほんとうに革命的だったとおもうのは、それまでITやWebに親和性をみせていた、情報リテラシーが高いとされる人たちのなかから反発の声が見えていたことで、つまりフェイスブックはふつうのネット利用者よりずいぶんと先を行っていたのだということが示されているのではないか、といまになってみるとおもえる。
- ソーシャルグラフというぼんやりした概念を、それが何であるのかを見極め、実装し、目に見えて活用できるようにしたこと
- 継続的インテグレーション(ソフトウェアは永遠に延々と開発され続けるものであるという考え方)を世界中の数十億人が実際に利用しているサービスに持ち込んだこと
- (ビッグデータ、行動履歴に関してもなにか言えそう。たとえば、それは自分のデータでありながら自分で処理するにはもう手に負えないほど巨大なものであり、だれかに預けて利用してもらうしかない、とか)
いまから見ると、それがなんの革命的なことなのか? という印象だけど、とうじの議論の記録をみると、みんなそんな考え方をはじめて目にして戸惑っていたことがわかり、いろいろと感慨深くなる。