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表参道で働くシニアのブログ

ジャポニズム

ジャポニズムに関連した展示が上野で2つやっているのだけど、時間の都合で上野までいくのはあきらめて丸の内で勘弁してもらい、三菱一号館美術館でロートレック展を見たら意外にジャポニズムを体感して帰ってくるというかんじになった。

パリ♥グラフィック―ロートレックとアートになった版画・ポスター展|三菱一号館美術館(東京・丸の内)
http://mimt.jp/parigura/ 

19世紀末パリの社会的な発展と印刷技術(リトグラフ)の発達がもたらしたうんたらかんたらによって「ポスター」という大判な印刷メディアが登場し、また好事家向けのプライベートな印刷も出回るようになった(限定100部とか)。

一方の日本では技術的にも劣る木版で判型も小さな浮世絵が、しかしずっとカラフルな多色刷りと大胆な構図を実現していたという対比もおもしろい。

ピエール・ボナール 《小さな洗濯女》 がよかった。あとはロートレックの大判のポスター、1891年のムーラン・ルージュや、アリスティード・ブリュアンの後ろ姿はさすがによかった。でもブリュアンは露骨に浮世絵だよね。ロートレックの活動が10年に満たないものだったということに驚いた。同時代のポスターとしては、ミュシャのほうが装飾としては華麗だけど、ロートレックのほうには構図の大胆さとかがあったかんじだろうか。

タイポグラフィとかレタリングとかってものはこのころまだなかったのかなということもおもった。